画像は「人生に、文学を。」プロジェクトWebサイトより

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7月20日(水)、「人生に、文学を。」という読書を推進する趣旨のキャンペーンが発表され、特設サイトが話題になっています。

【「人生に、文学を。」読書推進キャンペーンでなぜかアニメをdisって炎上の画像・動画をすべて見る】

なぜ話題になっているかと言うと、その素晴らしい理念に賞賛が集まって、というわけではなく、その声明文の一節が多くの反感を買い、炎上の様相を呈しています

文学を知らなければ、

目に見えるものしか見えないじゃないか。

文学を知らなければ、

どうやって人生を想像するのだ(アニメか?)「人生に、文学を。」サイトより一部引用


全体的に煽り気味の文章ではあるのですが、最後にカッコで書かれた「アニメか?」が完全に余計でした。アニメは想像力を育まないとでも?

当然のことですが、これを見たユーザーからは顰蹙を買い、「文学読んでもこんな煽りコピーしか書けないってことだな」「どうでもいいけどなんでテキストが全部画像なんだ」といった真っ当な批判やツッコミが続々と寄せられています。

中には、「つまり『CLANNADに、Fateを。』ってことか」と、「Fateは文学」と「CLANNADは人生」というファンの間での常套句を絡めた大喜利コメントも生まれました。

結果的に「閉鎖的な文学」感を強めてしまったキャンペーン



どうやら主催は、昨日受賞発表があったばかりの「芥川賞」「直木賞」を運営する日本文学振興会のよう。10月には「人生に、文学を。」プロジェクトに賛同した作家を招き「本を読むこと」について語り合うイベントを開催するそう。

文学を推進する試み自体は、大学で日本文学を専攻していた筆者個人的には「いいぞもっとやれ」という感想ですが、なぜ他ジャンルを貶めなければいけなかったのか。

久しぶりに「文学」というワードが話題になっていると思ったら、結果的に啓蒙するどころか「閉鎖的な文学」というパブリックイメージを強めることになってしまいました。

賛同する企業として、各新聞社をはじめ、日本を代表する大企業が名前を連ねています。キャンペーンへの力の入れようは伝わってくるだけに、ここは素直にごめんなさいをして、文学・読書自体の楽しさを順当な方法でアピールする方針に切り替えてくれることを願っています。