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●メイクを落とさずに寝ちゃった翌日にすべきこと
医師として多忙を極める中、被災地支援をはじめとしたボランティア活動に従事する女性医師たちの団体が存在する。150人以上の女性医師(医科・歯科)が所属する「En女医会」だ。同団体は、ボランティア活動を通して社会貢献を目指すとともに、健康や美容についての情報も積極的に発信している。

本企画では、En女医会に所属する4名の医師の方々による座談会の様子を前編・後編にわたってお届けする。参加していただいたのは、美容皮膚科の中村仁美先生、糖尿病・代謝・内分泌内科の山本咲先生、一般内科・消化器内科・美容皮膚科の大川原華織先生、口腔外科の梯裕恵先生(※以下本文中は敬称略)。皆さん、医療のエキスパートであるだけでなく、女性もうらやむような美貌の持ち主。前編では「女医さんが本当に実践している美容法」をテーマに、気になる美の秘けつに迫ってみたい。

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○最新UVケアは「飲む」タイプも

――普段どんな美容法を実践していますか?

大川原 お肌には保湿が一番大事だと思うので、しっかりするように心がけています。あと、一年中日焼け止めを塗って紫外線対策はしているかな。

中村 最近、紫外線が強くなってきたので、UVケアは欠かせませんよね。紫外線を浴びてしまうと「光老化」といって肌の老化の原因になるので、絶対に気をつけないと。私は日焼け止めのサプリメントも飲むようにしています。

梯 "飲む日焼け止め"って聞いたことはあったけど、飲んだことない! どう?

中村 今、飲む日焼け止めも進化していて、1粒飲むだけで24時間紫外線の影響をブロックできるものがあるんです。日本でも扱っているクリニックが増えてきましたね。

山本 私も紫外線対策はしてるけど、移動のときに日傘を差すくらいかな……。

梯 そうだよね。私は大学病院なので、病院と医局の移動に距離があるんです。大体3月から11月ぐらいまでは日傘を差していますね。

中村 日焼け止めのサプリメントを飲めば、少しの距離なら日傘を差さなくても大丈夫かも。紫外線は目にもよくないので、その予防にもなりますし。

梯 サプリメントを飲んだら、サングラスもしなくていいの?

中村 私はUVケアのコンタクトを使っています。あと紫外線には種類があって、UVA波は窓ガラスを通してしまうので、室内でも紫外線には要注意です。

○「メイクをしたまま寝る」は絶対NG

――メイクを落とさないで寝ちゃうことはありますか?

梯 私はあるかな。いけないのは分かってるんだけど……。

大川原 お酒を飲んで帰ると、何もしないでそのまま寝たくなっちゃいますよね(笑)。

中村 絶対ダメ!! 何がなんでも落としてください。

一同 (笑)

中村 もしメイクを落とさずに寝ちゃった場合は、"緊急レスキュー"としてピーリングをしたほうがいいですよ。絶対に毛穴が詰まっているので、そのままにしておくとニキビになっちゃいます。

大川原 メイクを落とすときは、メイク落としシートを使ってもいいんですか?

中村 これは持論なんですけど、シートでゴシゴシこすると肌に摩擦が起きてしまって、肝斑や色素沈着、小じわの原因にもなるので、なるべく使わないほうがいいと思います。メイク落としシートは本当に疲れたときのためにとっておいて、通常は泡洗顔で優しく洗ってあげたほうがいいです。本当は(笑)。

大川原 なるほど。もしケアができない日があっても、それを繰り返さないことが大事ですよね。翌日はパックを頑張ってみるとか。あと「メイクを落とさなきゃ肌に悪い」って普段から思っていれば、酔っ払って帰っても落とす気がする!

○忙しくても運動は欠かさない

――何か運動はしていますか?

山本 私は糖尿病内科なんですが、食べることもお酒を飲むことも大好きで。年齢とともに太りやすくなってきたので、運動はするようにしていますね。最近は、万歩計を持ち歩いて1日1万歩は歩くようにしています。家に着いても目標に足りていなかったら、回り道をする(笑)。

大川原 運動も大事ですよね。私はパーソナルジムに週1回通っています。今、「ジャイロトニック」っていうトレーニングにハマっていて。

中村 いわゆるインナーマッスルを鍛えるものですよね?

大川原 そうそう。バレリーナの方が考案したジャイロキネシスをもとにしたもので、ゴムを張った専用のマシンを使っていろいろなトレーニングができるんです。トレーナーさんに教わりながら、日頃使わない筋肉や体幹を意識できるので、勉強にもなるし、楽しくって! すごくおすすめですよ!!

●「先生だって太ってるじゃん」と言われないためにしていること
○たるみ対策は「ベロ回し」か「高周波」か

――おすすめのエクササイズがあったら教えてください。

梯 私は口腔外科なんですけど、ベロ回しをするようにしています。ベロを突き出して上下左右に動かしたり、口の中で回したり。

中村 アゴ周りのたるみに効きそうですね。

梯 そうそう。食べ物を飲み込むときに動く骨と筋肉を使うから、アゴ周りのたるみや二重アゴの予防になるかな。あと、よく誤解されがちだけど、親知らずを抜いても小顔にはならない! 歯を抜いても顎骨(がっこつ)のフレームは変わらないし、むしろ一時的に腫れて顔が大きくなります(笑)。

大川原 そうですよね(笑)。中村先生、美容治療だと何がおすすめですか? 美容皮膚科のホームページを見ても、どれがいいのかわからなくて。

中村 いっぱいあるんですけど、たるみ治療であれば、高周波を使用した肌の引き締め・たるみ治療機器がおすすめです。肌の深層にある真皮層(コラーゲン)の再構築を目的に開発されたものなんですが、最先端のものは痛みもなくて、1回で引き締め効果を実感できます。もう、施術前と施術後で目の大きさが全然違う! 重力って怖いなって感じる瞬間ですね(笑)。

○女医は朝ごはんも"美意識高め"

――朝ごはんは何を食べていますか?

山本 私はスムージーを作って飲んでいます。小松菜などの野菜を切ったものをジッパータイプの袋に入れて用意しておいて、酵素などと一緒にミキサーにかけるだけなので、時間のない朝でも手軽に作れますよ。

大川原 私も朝は軽めで、プロテインやスーパーフード系のドリンクを。プロテインはタンパク質なので筋肉のもとになるし、筋肉がつけば消費エネルギーもアップするので、ダイエットをしている人にもおすすめです。

梯 私は卵かけご飯と納豆が多いかな。あとチアシードがおすすめ! 10分ぐらい水でふやかしてからシリアルに混ぜて食べるんだけど、寒天みたいな食感で、味もクセがないから食べやすいよ。

中村 腹持ちも良さそうですよね。私は夜に会食が入ることが多いので、朝と昼は食べないことも多いんです。もし食べるときは、朝はフルーツと乳酸菌のサプリメントぐらい。なるべく日中は無駄なカロリーを摂取しないように気をつけているので、間食をするときも体に害のないものを選ぶようにしています。茎わかめとか……。

大川原 先生、えらすぎる! その日の予定に合わせて、1日の総カロリーを考えて食べることも大事ですね。

山本 あと食べる時間も考えるかな。私は、外食の予定がない日は18時か19時までには夕飯を食べ終えるようにしていますね。

梯 私も早め派。お昼もPHSがつながらないところには行けないから、男子が食べるようなお弁当を食べることも多いんです。その代わり、夕ご飯は18時半には食べるようにしていて。ちょうどお腹がすくし、空腹が6時間以上続くとホルモンが出て吸収しやすくなるっていう話も聞いたので。まあ、飲みに行ったらエンドレスですけど(笑)。

○立場上、医師は太っちゃいけない!?

――「女医さん=キレイ」という世間のイメージがあると思いますが、仕事をする上でプレッシャーを感じることは?

大川原 私は一般内科もやっていて、糖尿病や高血圧の患者さんを診ることもあるんですね。患者さんに「太っちゃダメ」とか「これを食べちゃダメ」っていう指導をするのに、指導する側が太っているわけにはいかないじゃないですか(笑)。実際に、知り合いの先生が患者さんに「先生だって太ってるじゃないですか」って言われていて、私も気をつけなきゃと思いました……。

山本 確かに「この先生に診てほしい! 」っていう信頼を得るためには、スタイルキープも大事ですよね。

中村 美容皮膚科では、ドクターの肌って患者さんからすごく見られるんです。「先生は何をしていますか? 」って聞かれることも多いですし。ダイエット治療もしているので太っているといけないし、それこそニキビもできているといけないし、結構大変かもしれません(笑)。

大川原 生理周期によっても肌の調子が悪くなったり、ストレスを感じたりしますしね。

梯 私はイライラしているときは早く帰るようにしてる! 後輩にあたる前にね(笑)。

大川原 やっぱり女友達とおしゃべりしながら、おいしいものを食べて、飲んで笑ってっていうのが一番のストレス発散になるかもしれない。医療と関係のない話ですみません(笑)。

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後編では「世間で話題のダイエット&美容・健康法」について語っていただきます。

(須藤妙子)