羽田空港から飛行機で約1時間、「常春」の島として知られる八丈島。そんな八丈島で、自転車を活用したある取り組みが始まっている。

NTTドコモとドコモ・バイクシェアは、八丈島におけるサイクルシェアリング事業を夏季限定で展開することを発表した。実施期間は2016年7月15日から9月中旬までを予定している。それに先立って、7月13日に自転車の設置が行われた。


八丈島(Jタウンネット撮影)

時期によっては台数増加も検討

サイクルシェアリングは、一定の地域内に複数のサイクルポートを設置し、どのポートでも自転車の貸出、返却が出来るサービスだ。欧米の大都市では移動手段として定着し、国内各地でも導入に向けて実証実験が行われている。ドコモ・バイクシェアの「サイクルシェアリング」も東京都内4区、横浜市、仙台市などですでに実用化されている。


港に並ぶシェアサイクル



利用者は事前に会員情報サイトから会員登録をすることで、空き状況の確認や予約を行うことが出来る。また、フィーチャーフォンやスマホで貸出、返却、料金の支払いもできる。

今回の事業では都内と異なり、時間貸しでIoT自転車を提供。スマホ等での予約や貸出は出来ないが、走行ルートの蓄積に通信を役立てるという。


八丈島では専用ICカードを利用者に貸与する


坪谷社長

ドコモ・バイクシェアの坪谷寿一社長は、

「自転車に関するノウハウを生かして、『観光』という観点でIoT自転車利用を推し進める考えです。走行ルートの蓄積・分析を行うことで、観光の再開拓につなげることを狙っています」

と、取り組みへの意欲を示した。その場所として八丈島を選んだ理由は、「比較的大きく、ダイナミックな移動が想定できる」とし、

「2つのレンタサイクル事業者様にご協力を頂けたことに、大変感謝しております」

と語った。


(L→R)レンタサイクル事業者 (株)HJ PILOT 菊池取締役・坪谷社長・DS八丈島店 中島店長

今後は需要を鑑みて、繁忙期には台数を追加することも検討していくという。