いつまでも赤ちゃん扱いしていない? 4歳から始める“ひとりでできる子“の育て方

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「子どもは手先も器用ではないし、知識も経験もないし、だから私が何かと手をかけてあげなくては…」と思っていませんか。でも、あれこれ世話を焼き過ぎるとママがいなくては何もできない子に育ってしまいますよ。

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そこで『〈マンガとQ&Aで楽しくわかる〉1人でできる子になる 「テキトー母さん」流 子育てのコツ』が手を抜いて子どもを自立させるコツについてお話します。

結局は親が忙しくなる

毎朝、繰り広げられる時間との戦いの光景

「早く起きなさい!」

「早く歯磨きしなさい!」

「早くご飯を食べてしまいなさい!」

「早く、おしっこしなさい!」

「早く靴下、履きなさい!」

こうして親子のバトルが繰り返され、朝から子どもを怒って登園させているママは案外多いのではないでしょうか。

子どもが「自分で〜自分で〜」と不器用ながらも自分で服を着たり、靴を履くのに挑戦しているのにも関わらず、親の方が時間に追われて、待つことが苦手な“せっかち母さん”になっていませんか?

「私がやった方が早いわ」とつい手を出してしていませんか?

でも、この状況をよく分析してみると、ママだってお皿を洗ったり、夕飯の下ごしらえをしたり、化粧をしたり、服を着たり出勤の準備をしたいのに、子どもの世話も同時進行でしなくてはならず、結局は時間がとられてしまっています。

でも、ちょっと早起きさせて服の上手な着かた、歯磨きを自分できちんとするやり方などを教えておけば、いつまでも親がそれに時間を拘束されることはなくなります。

目先のことに囚われず、やり方を教えた方が結果的には時間短縮になり、親が楽できるんですよ。

子どもには魚を与えるな、釣り方を教えよ

子どもはいつか親から巣立っていきます。ずっとそばについて見張っているわけにはいかないのです。

そういう意味では子育てって“いつかお別れする日のための子育て”なのかもしれませんね。

“子どもには魚を与えるな、釣り方を教えよ”の言葉があります。

これは……

“お腹を空かせている人に魚を与えると、相手はその場の空腹を満たすことが出来る。けれども、この人に魚の釣り方を教えなければ、お腹が空く度に誰かから魚をもらえないと生きていけないことになる。
目先のことを満足させることは相手のためにはならない”

これと同じで何でもかんでもあれこれ世話を焼き過ぎると、自分一人では何にも出来ない子に育ってしまう危険があります。

筆箱を忘れたとき

幼稚園、保育園に行く時も小学校に入学しても朝の支度があります。

もし、リビングに筆箱が落ちていた場合、「筆記用具がないと子どもが今日一日困るだろう」と心配になって届けてしまうとどうなるでしょう。

子どもは

・「忘れ物をしても親が届けてくれる」と思うようになる。

・明日の朝も「忘れ物をしないように」と準備することはない

・先生に「筆箱を忘れてしまったので今日、一日、筆記用具を貸してください」と人に助けを求めるSOSを出す練習ができなくなる。

これだって親が「忘れ物をしないように面倒をみてやる」のではなく、たまには忘れ物をして痛い思いを経験させたり、どうやったら忘れ物をしないようになるか本人に考えさせることの方が大事です。

例えば“忘れ物チェックリスト”を作成する案だったり、前の晩から準備するように言ったり……これは魚を与えることではなく、釣り方を教えることになり、子どもの自立につながります。

幼児でもハンカチ、タオル、お便り帳など園に持っていくものが何点かありますから、、これらの準備を4歳過ぎたら自分でやらせてみませんか。

小学生になったからって急に脳に変化が起こって明日の時間割の教科書を自らランドセルに準備できるようにはなりませんよ。

4歳すぎたら、タオルを畳む、食事前にお皿・箸などのお膳立て、食べた食器を下げる、家中のゴミ箱のゴミをまとめる、カーテンの開け閉め、新聞を取ってくるなど子どもにやらせましょう。

お出かけ

例えば、子どもから「ディズニーランドはどこにあるの?」と聞かれたとき「千葉県にあるのよ」と即答することは簡単です。

でも、そこで「どこなのかしらね。地図で調べてみようよ」と言えば地図の見方を学べます。すると、次回からは知らない場所に出かけるとき「ママ、ママ」と頼ることなく自分で調べることができるようになります。

更に「“東京ディズニーランド”だから東京都にあると思っていたけれども、千葉県にあったんだ」と自ら発見することもできます。こうして知的好奇心に火が点き、知らないことを知ることに興味を持つ“勉強好きな子”に育ちます。

料理

男児、女児問わずママごとに興味を持つ時期があります。おもちゃのプラスチック製の食器や調理器具、ニンジンやダイコンよりも、本物の野菜を本物の包丁で切ったり火を使ってみたいのです。

そんなとき「危ないから止めなさい!」と禁止していると、一番興味、関心を持っている絶好のタイミングを逃してしまうことになります。背の低い幼児や小学校低学年の子に一人で料理をさせるのは危険ですが「親がそばにいる」という条件付きでやらせましょう。

すると……

中学生になった頃、お弁当だって“料理の仕方”を教えていれば、親が体調が悪く作れないとき、自分で有り合わせの残り物でお弁当を作れるようになるかもしれません。

親が仕事で遅いとき「今日は娘が夕飯を全部作ってくれているから」と夢のような日がやってくるかもしれません。

まとめ

完璧母さん、パーフェクト母さんである必要はありません。

「なんでも答えてやれる完璧母さんにならないと」「子どもが困っていたら直ぐに助けてやらないと」なんて考える必要はありません。

かえって「忘れ物を届けるのは面倒くさいなあ」となるズボラ母さんの方が案外子どもがしっかりしますよ。

“魚を与えるのではなく釣り方を教える“そんな生きていく術をあえて体験させるママに変身してみませんか。