吉高由里子、蒼井優…ハマるとヤバい「塩顔女子」

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 今、時代は「塩顔女子」なのだそう。

 「塩顔女子」とは、目は一重や奥二重で、鼻や口などのパーツも小ぶりで控えめな顔立ちの女子のことで、肌が白くてメイクは薄めなのもマストであるらしい。

 タレントだと、吉高由里子・蒼井優・宮崎あおい・蓮佛美沙子・黒木華……あたりが「典型的」とされ、「好かれやすい」というよりは「嫌われにくい」といった観点から、昨今はCMでも引っ張りだこであるようだ。

 「塩顔女子」には“わかりやすい華やかさ”がないぶん、男からすれば「一目惚れ」よりは「じわじわと好きになってしまう」ことのほうが圧倒的に多いのではなかろうか? そして、このような“いつの間にか”のめり込んでしまうパターンは、もっともやっかいな「恋愛のケース」であり、順調だった仕事もプライベートもすべてがぐちゃぐちゃになってしまう危険性を秘めている。

 たとえば私は最近、吉高由里子のことが気になって気になってしょうがないのだが、まず「好きでしょうがない」のではなく、「気になってしょうがない」のがポイントだったりする。

 最初はまったくのノーマークだった。たしか去年くらいまで、彼女は西武鉄道の「秩父キャンペーン」のCMに出演していたのだが、コレを西武池袋線のモニター広告で、2年ほど前に偶然見たとき、私は他の二人の共演女性と比べたら一番マシな子……くらいの認識しかなかった。すでにNHKの朝の連ドラでブレイクしていたにもかかわらず、その「一番マシな子」が「吉高由里子」であることすら知らなかったのだ。

 ところが2014年の大みそか、私は由里子と劇的な“再会”を果たすことになる。なんと、彼女が紅白歌合戦で紅組の司会を!? 私は仰天した。「あれ? この子…秩父の子じゃなかったっけ!?」と。「一番マシ」くらいには気にかかりつつも記憶のすみに追いやられていた彼女が、紅白という最大の晴れ舞台で「吉高由里子」として目映いほどのオーラを放っていたのである。

 それからの私が、地味な「吉高チェック」へと傾倒していったのは言うまでもない。吉高が過去に出演した映画をつぶさにネットで検索してはDVDをレンタルしてみたり、三井住友銀行に新しい口座をつくってみたり、吉高の(元?)彼氏だと噂されている野田洋次郎という人がボーカルを務めているバンド『RADWIMPS』を聴き込んでみたり……。

 繰り返して言うが、「好き」なわけではない。ただ「気になっている」だけなのだ。いや、あえて認めてしまうなら、もう「好き」なのかもしれない。でも、「好き」だと認めきってしまうには、なぜか躊躇してしまう……。

 たまたま吉高が芸能人で、私の手に届かない世界の住人だったから、まだ“この程度”で済んでいるが、コレが仮に“身近な子”だったらどうだろう? ちょっと男の影がチラ見えでもしたものなら、ストーカーすらやりかねないドロ沼のケースではないか。

 よくよく私の半生を振り返ってみると、“見苦しくて未練たらしい姿”を成り振りかまわずさらけ出してしまった恋愛は、決まって相手が「塩顔女子」だった……。しかも、タチが悪いことに「塩顔女子」の“兵糧攻め”に脆い一面を持つ男子は間違いなく私だけではない。あくまで「一般論」なのだ。なんともヤバい匂いのするブームである。

文=citrus山田ゴメス