iPhoneの本命ライバル日本初のAndroid Oneが登場! iPhoneを脅かす3つの理由とは

写真拡大

日本では不動の人気を得ているスマホと言えばiPhoneだ。
この王者に挑もうと、さまざまなメーカーが、いろいろなスマホを投入してきた。

しかし、今まで登場してきたモデルは、iPhoneのライバルとまでは言いがたいモデルが多かった。

だが今回、本当に「iPhone対抗」となる最新スマホ「Android One」が登場したのだ。

●「Android One」が日本初登場
Android One」(アンドロイド ワン)というのは、スマホの機種名ではない。
Googleとスマホメーカーが協力して投入するブランドの名前であり、世界21カ国で提供されている。

日本では、ワイモバイルよりシャープ製「507SH」が、日本初の「Android One」ブランドとして7月下旬に発売される予定だ。
実質的な価格は1万〜2万円台になるとのこと。

この「Android One」は、実はiPhoneに対抗できるスマホと言えるかもしれないのだ。

●18か月のOSアップデートなどを保証
iPhoneが持つ大きな利点の1つが、「OSアップデート」だ。
購入したモデルは、最低でも2年間は最新OSへのアップデートが自動で提供される。

対してAndroidスマホの場合は、OSアップデートは、販売キャリアに依存するなど、モデルによって、まちまちなのだ。そのため、購入してから1年しないうちに、「1世代古いOS」を使い続けないといけない状態も少なくない。

では、今回登場した「Android One」はどうだろうか?

この「Android One」ブランドのモデルは、発売から18か月間は最低でも1回のOSアップデートを保証しているのだ。さらに、2年間はセキュリティバージョンアップも保証されているのだ。

●日本市場に適した本体
Androidは、OSアップデートでは、iPhoneに一歩遅れを取っているが、一歩先を行くメリットもある。
Androidスマホにあり、iPhoneに無いものは、販売地域向けのカスタマイズだ。

iPhoneは原則として全世界同じ仕様のモデルが販売される、
このため日本で人気のある防水機能やおサイフケータイ機能などには対応していない。

対して「Android One」は、販売される国によってカスタマイズも加えられるのだ。
今回発売する「507SH」の場合は、
・防水・防じん対応
・ワンセグ対応
・microSDカード対応
などが、日本向けにサポートされているのだ。
そのどれもがiPhoneの持っていない機能とサービスだ。

●余計なアプリが少ない
大手ケータイキャリアが販売するAndroidスマホの不満として、よく言われるのが、
「使わないプリインストールアプリが多すぎる」
というものだ。

しかし「Android One」の場合は、Googleの提供する必須アプリはあるものの、ケータイキャリアのアプリは必要最低限のものとなっている。
アプリは、ユーザーが必要なアプリだけ自分で入れるシステムとなっており、極めてシンプルなのだ。

これら3つの理由
・最新OSにアップデートできる
・日本向けに防水などのカスタマイズされている
・プリインストールアプリが少ない
が、真の意味で、iPhone対抗となりえる理由なのだ。

今回のモデルはワイモバイルからのみ販売するが、これから「Android One」が他のキャリアでも販売する可能性は多いにあるだろう。

507SH|ワイモバイル


布施 繁樹