「エアコンはつけっぱなしが得」は本当?1ケ月つけたままで電気代はこうなった!
 こんにちは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢です。

 節約しているつもりが逆効果だった…ということはあるものです。新刊『その節約はキケンです』でも紹介しましたが、電気代節約のために「エアコンをこまめにオンオフする」のは効果的なのでしょうか?

◆「こまめにオンオフ」は電気を食う

 たしかに、エアコンの稼働時間そのものを減らすことは節約の面で有効です。

 ところが、こまめにオンオフをすることは、つけっぱなしにするよりも電気を使ってしまうことがあるため、注意が必要です。

 エアコンは外気温と設定温度に差がある時に、消費電力が大きくなります。そのため、エアコンで適温になったと思って電源を切り、しばらくしたまた暑くなった(寒くなった)とスイッチを入れると、常に大きく電力を消費することになり、電気代も高くなってしまうのです。

 それよりも、夏は28度、冬は20度くらいのやや控えめな設定温度にし、30分程度であればこまめなオンオフをしないほうが電力を抑えられます。

 稼働時間そのものを短くすることは有効なので、夏なら朝晩の涼しい時間、冬なら日中の温かい時間は、無理のない範囲でエアコンを切っておくとよいでしょう。

◆1ケ月つけっぱなし実験の意外な結果

「エアコン1ケ月つけっぱなし実験」というものが、2015年の夏頃(それ以前にもあったようですが)、ネット上で話題になりました。1ケ月つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなる、というものです。

 私も2015年7月15日〜8月17日(8月の電気代請求にあたる検針期間まる1ケ月分)にかけて、設定温度28度で一度もエアコンを切らない実験をしてみました。
その結果は…

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・普通にエアコンを使っていた2014年8月
→1万2571円

・つけっぱなしだった2015年8月
→1万3218円

※オール電化なので通常のガス代相当も含みます
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 つけっぱなしの方が647円増えてしまいました。ですが、いつでも適温で過ごせることには、647円以上の価値を感じました。

◆+647円で常に快適ならコスパがいいかも

 2014年はエアコンをなるべく使わないようかなり気をつけていたし、この期間の東京の平均気温は2015年のほうが0.57℃高かったのです。

 そういったことを考えると、647円増加ですんだこの結果は、コストパフォーマンスが高いと感じます。

 同様の実験をした人たちの数字がネット上にはたくさん出ていますが、電気代が半額になったという体験談も多く紹介されています。

 もちろん外気温や部屋の間取り、部屋にいる時間によっても効果や選択は分かれます。だから「つけっぱなしが絶対に得」とは断言できませんが、

|算間であればオンオフしない
稼働時間そのものは短めにする

 を心がけることは王道といえるでしょう。

 なお、冬場については、夏よりも外気温と一般的なエアコン設定温度の差が大きいので、つけっぱなしでも電力消費が大きくなりがちです。

 ちなみに、エアコンと違って、照明はこまめなオンオフが有効です。

<TEXT/風呂内亜矢>
【風呂内 亜矢(ふろうち・あや)】
ファイナンシャルプランナー。CFP認定者、宅地建物取引士。26歳でマンションを購入したことをきっかけにお金の勉強を始める。現在はテレビ、ラジオ、雑誌等でお金に関する情報を発信している。4月末に新刊『その節約はキケンです〜お金が貯まる人はなぜ家計簿をつけないのか〜』が発売。
公式サイト:http://www.furouchi.com/
公式ツイッター:@furouchiaya