アップル、Apple Musicライブラリーのマッチング精度を改善。メタデータでの判断から楽曲データの照合に変更

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アップルがこれまでより正確性を増したiTunes MatchおよびApple Music ライブラリー機能を順次提供する予定だとアップル系情報サイトThe Loopが報じました。

Apple Music ライブラリーはApple Music版iTunes Matchとも言える機能で、ローカルの音楽ライブラリーにある楽曲をiCloudミュージックライブラリーと同期させ、同じApple IDを使う他のデバイスでも自由にリスニング可能とする機能。ただ、これまでは楽曲マッチングの精度が甘く、ひどい例ではライブバージョンの楽曲がアルバムバージョンに置き換えられたりといった問題も発生していました。これまでは楽曲の照合には楽曲データのメタデータを使用していました。このため、メタデータが同じ楽曲は同一とみなされ、先に上げたようにライブバージョンをスタジオバージョンに変えてしまったり、ミックス違いの楽曲を正しく認識しないといった問題が発生し、ユーザーからは不興を買っていました。

The Loopが伝えるところでは、アップルはこの楽曲判定の改善に取り組んでおり、メタデータで判断していた処理を楽曲データそのもののオーディオ・フィンガープリントで判断するアルゴリズムに置き換えているとのこと。これによって少なくともライブとスタジオ録音を間違えることはなくなると思われます。

また、すでに誤ってライブラリーに登録されてしまった楽曲も、このアルゴリズムによってもとの正しいバージョンに復活できる可能性もあるとのこと。

一方で、これまでApple Music ライブラリー使用開始時に現れる選択肢の紛らわしさからか誤ってローカルライブラリーの楽曲データを消去してしまう事例が報告されていましたが、今回の変更ではローカルの音楽ライブラリーの楽曲データを自動的に消去するようなことはなくなるとされます。

 

 

iTunes MatchとApple Musicは別々のサービスとして提供されており、iTunes Matchは年間3980円の料金がかかります。Apple MusicにはApple Music ライブラリーという、iTunes Matchとほぼ同じ機能が提供されていますが、月額980円を支払っているApple MusicユーザーはApple Music ライブラリー機能を使うことができます。

​​​​​​The Loopによると新しいマッチング機能は利用可能なユーザーを順次増やしていく方式で、すでに提供を開始しているとのこと。

なお、アップルは7月19日、iTunes 12.4.2を公開しました。ただこれは不具合修正のみのマイナーバージョンアップ版となっています。