中国高速鉄道と新幹線が各国で高速鉄道市場の受注競争を展開しているのは周知のとおりだが、中国メディアの川北在線はこのほど、「中国高速鉄道を世界に売り込むために必要なこと」について論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C)FWSAM/123RF.COM)

写真拡大

 中国高速鉄道と新幹線が各国で高速鉄道市場の受注競争を展開しているのは周知のとおりだが、中国メディアの川北在線はこのほど、「中国高速鉄道を世界に売り込むために必要なこと」について論じる記事を掲載した。

 記事はまず「駅」について取り上げ、「駅はその地域を代表する場所」であると指摘し、外から訪れる人にとっては「駅はその地域の玄関口であると同時に、顔である」と指摘。玄関口にあたる駅の管理が悪ければ、その地域に対する印象も悪くなるとの見方を示し、中国高速鉄道の一部の駅では「天井からの漏水」や「ゴミの散乱」、さらには「非衛生的なトイレ」も見られると紹介、「中国高速鉄道の駅の衛生状況は楽観視できない」と論じた。

 続けて、高速鉄道の駅には「30人以上の清掃員が毎日16時間にわたって清掃を行っている」としながらも、それでも衛生状況は良くないと指摘し、それは「乗客の非文明的な行動によるもの」と指摘。駅を利用する人が増えれば増えるほど、衛生状況は悪化するばかりだと主張した。

 記事は、駅は中国高速鉄道のイメージ形成において重要な存在であるとの見方を示したうえで、「鉄道にとっての玄関口にあたる駅の衛生状況を清潔に保つことは非常に重要」だと指摘し、中国高速鉄道を世界に向けて売り込むにあたっては「中国国内の駅を清潔に保つことから始めるべきである」と論じた。

 トイレをはじめとする「清潔さ」は現在の日本のソフトパワーの1つだ。こうした清潔さは清掃員が掃除を行えば実現できるものではなく、利用客1人1人の民度に大きく依存している。中国高速鉄道の駅を清潔にするためには中国人の民度向上が必須と言える。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)FWSAM/123RF.COM)