日本を訪れる外国人旅行客が増えているが、その一方では日本に在住し、そのまま日本国籍を取得して帰化する外国人もいる。中国メディアの房天下はこのほど、「在日中国人は日本国籍の取得をどう考えているのか」と題して、日本への帰化と永住権取得に対する中国人の見方を紹介した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本を訪れる外国人旅行客が増えているが、その一方では日本に在住し、そのまま日本国籍を取得して帰化する外国人もいる。中国メディアの房天下はこのほど、「在日中国人は日本国籍の取得をどう考えているのか」と題して、日本への帰化と永住権取得に対する中国人の見方を紹介した。

 日本に長く住んでいる中国人は、国籍の違いから不便を感じることが多く、少なくとも一度は帰化や永住権取得を考えるものの、下す決定はさまざまだという。記事は、こうした人たちに対するインタビューを紹介した。

 来日20年以上になる男性は改革開放直後に日本へ留学、そのまま日本に留まり、妻と娘と3人で日本国籍を取って帰化したという。日本国籍取得の利点について同男性は、「日本での家の購入のためのローンが容易にできた、海外旅行でビザが不要となり、便利になったこと、娘が北京大学に入学できたこと」を挙げた。北京大学は文系では中国一の大学であり、合格するのは非常に難しいが、外国人留学生の枠で入学できたことが意外な収穫だったという。

 記事では、実は日本国籍取得はそれほど条件が厳しくないと指摘。しかし、それでも日本国籍を取得しないという選択をする中国人もいるという。その理由について記事は、中国で不動産を購入できなくなること、中国でビジネスをするには不便なこと、日本国籍を取得しても日本社会には馴染めないこと、日中関係が悪化すれば日本国籍の取得が「売国奴」扱いされる恐れがあることなどを挙げた。

 実際のところ、日本では永住権を取得するより帰化することのほうが、条件もそれほど厳しくなく容易だという。ただし日本国籍を取得することは中国国籍を捨てることを意味しており、在日中国人にとって難しい選択であることは間違いなさそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)