キョショー(右)とガショーに囲まれうれしそうな子ども

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 子どもが歩行中に遭う交通事故の約6割は飛び出しが原因。遊びに夢中で道路に飛び出してしまう子どもは多い。

 夏休み中、外で遊ぶ機会が増える子どもたちに交通ルールを楽しく学んでもらおうと、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は7月16日、東京・お台場のフジテレビで始まったイベント「お台場 みんなの夢大陸2016」(8月31日まで)会場に、ゲーム感覚で交通ルールが学べる「交通安全危険予測シミュレーター」を設けた。車の脇から飛び出すオートバイなど数多くの危険が潜む交差点を3D映像でリアルに再現し、危険をチェックしながら道路横断の体験ができる臨場感たっぷりの映像機器だ。

 シミュレーターは48インチの液晶画面を3つ並べ、人の動きを感知するセンサーを中央に配置。人工知能(AI)を組み込み、体験者が手を挙げたりすると画面の自動車が止まる。体験者の年齢に合わせて信号や横断歩道のない道路などいろんな道路状況を再現できるという。

 体験した子どもは画面を見ながら、左右を見て安全を確認したり、手を挙げて車の停車を促したりと、屋外と変わらぬ真剣な表情で体を動かし、交通ルールや交差点を安全に渡るための動作を学んでいた。

 同じイベント会場内の別エリアでは、交通安全を呼びかけるポスター12点のほか、重厚な書道作品16点が並ぶ 「JA共済 全国小・中学生 書道・交通安全ポスターコンクール」の優秀作品展示も行われている(8月31日まで)。来場者は「子どもの作品?」「うまいね」などと感想をもらし、交通ルールを表現豊かな絵で効果的に伝えるポスターや書道の達筆ぶりに感心していた。同コンクールはJA共済連が毎年開いており、今年で「書道コンクール」は60回目、「交通安全ポスターコンクール」は45回目とそれぞれ節目の年を迎えた。

 展示会場には同コンクールのマスコットキャラクター「キョショー」「ガショー」も登場し、記念撮影に応じるなどして子どもたちを喜ばせていた。