昨年以来、中国のネット上で散々取り上げられた日本製品の1つと言えば、温水洗浄便座だ。日本から買って帰って来る中国人観光客が多い、という話から日本の便座礼賛に、さらには「実は中国で作っている」、「中国産だって負けていない」といった話にまで展開し、今もなおしばしば中国メディアが話題にするのを見かける。(イメージ写真提供:123RF)

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 昨年以来、中国のネット上で散々取り上げられた日本製品の1つと言えば、温水洗浄便座だ。日本から買って帰って来る中国人観光客が多い、という話から日本の便座礼賛に、さらには「実は中国で作っている」、「中国産だって負けていない」といった話にまで展開し、今もなおしばしば中国メディアが話題にするのを見かける。

 中国で起きた日本の洗浄便座ブームだが、日本人としてなんとなく違和感を覚えた人は少なくないのではないだろうか。その違和感のベースにあるのは、おそらく「自分、そんなに使ってないけどな」という思いだ。台湾メディア・東森新聞雲は15日、「実は日本人男性の9割が愛用していない」とする記事を掲載した。

 記事は、温水洗浄便座が大陸観光客のマストバイアイテムとなっていたことを紹介する一方で「日本人は本当に愛用しているのか」と問題提起。そのうえで、日本のある調査会社が20-59歳の男女600人に対して実施したトイレ利用習慣に関するアンケートで、「温水洗浄機能を使うか」との質問に男性の92.95%が「全く使わない」、「あまり使わない」と回答したことを紹介した。

 また、92.95%のうち86.3%が「全く使わない」と回答したこと、女性も「全く使わない」、「あまり使わない」の合計が63.65%に達したことも併せて伝えている。このほか、用を足した後に手を洗うか、手を洗う際に石鹸を用いるか、といった質問の結果についても伝えた。

 日本国内の家庭や公共スペースおいて、確かに温水洗浄便座の設置が大きく進んでいるという実感はある。しかし、その機能を日常的に利用しているという感覚はそれほどないのではないか。気になるのは、「爆買い」して帰った中国人観光客たちが実際に家のトイレに設置して、洗浄機能をその都度利用しているのかどうかだ。単なる「オブジェ」になってはいないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)