18日、中国のポータルサイトでこのほど、「日本製品はこれほど多いのに、なぜ自動車が憎まれやすいのか」という問いかけがあった。写真は北京国際モーターショーにて。

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2016年7月18日、中国のポータルサイトでこのほど、「日本製品はこれほど多いのに、なぜ自動車が憎まれやすいのか」という問いかけがあった。

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中国の反日デモについては、日本車が破壊されるというイメージを強く持っている人もいるのではないだろうか。そのイメージは中国でも同様のようで、日本製品は中国人の生活の中にあふれているにもかかわらず、日本製品ボイコットの象徴的な対象はやはり日本車であることが多い。では、中国人自身はその理由をどのように考えているのか。

「それは、日本車の販売量が多い上、価格が安くはないからだ。これが一部の人々の愛国心を刺激する。本来であれば、日本製品だけでなく、ドイツ、米国、フランス、韓国など、8カ国連合軍に加わった国の製品はボイコットしないといけない。日本車を買えない人が、日本車に乗る人をののしるのは愛国ではなく恥」

「これは面白い現象だ。私も以前、日本製品ボイコットと日本車ボイコットを同じだと錯覚していた。主な原因は、1.自動車産業は軍事産業を連想しやすい。2.自動車は日本経済の基幹産業。3.所有している人が少ないため、みんなの罪は罪にならない。例えば日本製のカメラは自動車に比べて多くの人が所有しているため、暗黙の了解が形成されている。4.自動車は目に触れる確率が高い。携帯電話やCDプレーヤー、ゲーム機などは他人に見られることが少ないため、“愛国人士”の目に留まらない。実際、隣の国といがみ合うのは世界中どこでも同じ。私たちの中には攻撃性が眠っていて、それが愛国心と共に呼び起こされる。だが、これは良くない。私たちは多角的な分析が必要で、そうすることで衝動的ではなくなる」

「間違いなく嫉妬。日本車が受け入れられているのが気に入らないのだ。日本車の質は中国車よりも高いが、一部の人間は日本の侵略の歴史を利用して、普通の市民の日本への敵対心を煽っている。自動車は高い買い物。購入前には必ず、どこのブランドの車がより良く、より安いかを推敲する。大金をはたくからには良いものを買いたいと思う。これが普通の人の考え方だ」

「憎んでいる人は、携帯電話は買えても自動車は買えない。だから(手に入れられないことへの怒りから)日本車を恨みの対象にする。日本製品ボイコットと言うなら、パソコンも携帯電話も身分証(日本製の機械で作られている)も使わないはずだが、彼らは使っている。税金を多く治めてるんだから、日本車を買う人こそ真の愛国者だろう」

「自動車は値段が高く、ほかの日本製品と異なり、1カ月やそこらの給料では買えない。憤青(愛国心の強い若者)たちは車を買う金がなく、だから愛国心に駆られて民族主義的な精神を発揮する。彼らがひとたび金を持てば、最初に選ぶのは日本車だと思うね。私も今は日本車に乗っていて、品質は間違いないと感じている」(翻訳・編集/北田)