Apple新製品の行列「代わりに並びましょうか?」そこに隠された秘密とは

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「Appleが新製品を出す」となると、行列ができるのはもはや定番の光景。そして、そこにインタビュアーが駆けつけるのも、お決まりの流れですよね。

「いつから並んでいるんですか?」

「もし良ければ私が並びます。
その代わり…」

ここは、ベルギー・ブリュッセルのアップルストア。深夜組どころか、数日前から並んでいる人も。

そして、女性インタビュアーが登場。

「ちょっとお聞きしたいんですけど、どのくらい待っているんですか?」

「昨日の22時くらいから並んでるよ」

「私も待っているんです。1年8ヶ月も」

インタビュアーだと思った彼女、じつは肺移植のドナーを待つ患者のひとりだったのです。

そして彼女は、こうお願いします。

「代わりに並ぶので、ドナー提供の署名にサインをもらえませんか?」

「もちろんだよ」

男性は彼女のお願いを快く引き受け、サインをします。Appleの行列も確かに長いかもしれませんが、そんな時間が短く感じるほど、彼女は610日もドナーを待ち続けていたのです。

そして普段はなかなかリアリティがないドナー提供も、こうして患者が目の前にいることで、男性が一歩を踏み出すきっかけになりました。

ドナー不足を
知ってもらいたい

この動画は、臓器提供支援団体「Reborn to be alive」が作成したもの。ベルギーにおいてもドナーは常に不足していて、数年単位で待つことを余儀なくされる患者や、場合によってはドナーが見つからないまま死に至るケースもあるというのが現状です。

一方でドナーになる場合も、家族の理解などクリアすべき多くの課題があります。

この動画のテーマは「What are you wating for?」。

あなたは、何を待ち望んでいますか?

Licensed material used with permission by Re-Born to be alive vzw