その肩こり…実はうつ病かも!心の症状だけじゃない「仮面うつ」とは

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気分が落込む、眠れない、死にたくなる……うつ病、と聞くと、こんな“心の症状”が主なものだと思われがち。しかし、逆にフィジカル面に強く影響が出てくることもあるのです。それが、“仮面うつ”。

あなたのその目まい、頭痛、肩こり……もしかしたら、仮面うつかもしれません!

■体の症状に隠れてしまう“仮面うつ”は気付かれにくい

<うつ病は気分の落ち込みといった精神的な症状だけでなく、食欲不振、頭痛、めまい、耳鳴り、肩こり、しびれ、息苦しさ、頻尿など、さまざまな身体症状を伴います。中には身体症状が前面に目立ち、逆に精神症状に気づかれにくいことがあります。>

厚生労働省が展開するサイト、『働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳』の中に、このようにあります。

これこそが、仮面うつ。<「身体症状にマスク(仮面)された」という意味>なのだそうです。

でも、「頭痛や肩こりなんて日常茶飯事なんですけど!?」と思う人も多いのではないでしょうか。なにやら判断の難しそうな、仮面うつ。いったいどうやって見分けるのでしょう。

■どうして? 病院に行っても体が楽にならない……そんな時は“仮面うつ”を疑って

実際、このサイトにもこのようにあります。

<身体症状に気を取られ、なかなか、うつ病とは気づきません。ですから、患者さんは体の病気として内科等を受診し、身体症状のみ訴えるため、体の病気として治療が試みられることがあります。>

確かに、肩こりの相談に心療内科に行こう、なんてまず思いませんよね。ですが、その“気付き”の遅れが、治療の遅れにも繋がる。本人の辛さに拍車をかけてしまうようです。

そうなって初めて、「じつは心の問題なのでは!?」という考えに至るのかもしれません。サイトにもこうありました。

<内科等で必要な検査をしても原因がはっきりしない身体症状が長く続く場合には、うつ病を疑う必要があります。>

■心配しないで! 仮面うつも適切な治療で軽快に

仮面うつって、何科に行って、どんな治療をするのでしょうか? 一般的なうつ病とは対処法が違うのでしょうか?

<仮面うつ病であっても詳細に聞いていくと、精神症状の存在が明らかになります。そのためにも、精神科で検査を受ける必要があります。>

一般的にうつ病の治療に携わるのは、心療内科、神経科、精神科、メンタルヘルス科、ストレス外来……など、病院によってさまざまなようですが、仮面うつであってもそれは変わらないよう。

心配なのは、体の症状が強く伴うなどの特殊性から治療が困難なのでは、ということですが……。

<仮面うつ病であっても、適切な治療により軽快していきます。>

原因不明だった体の不調も、心の問題と一緒に治癒していくのかもしれませんね。

以上、仮面うつについてお伝えしましたが、いかがでしたか?

考えてみれば、“心の病が体の痛みとなって表れる”という構図は、さもありなん、ですよね。逆に、本人すら気付けないほどのストレスを、体が悲鳴を上げることで気付かせているのかもしれません。

自分の体からのSOSには、敏感にならなくてはいけませんね。