ただでさえ大変な子育てを一人でするのは本当に大変なことですよね。息抜きしようにも、近くに身内や友人がいるとも限らず、イライラが募ってついついその矛先は子どもたちに向かってしまいがちですよね。今回のメルマガ『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』では、家庭教育アドバイザーの柳川由紀さんが、ストレス解消法と八つ当たりしてしまった時のフォローの仕方について教えてくれました。

子供がだらしなくて困る

Q: 単身赴任です。妻が子どもたちにとてもヒステリックに叱ります。

子どもたちも怖がり、顔色を窺っています。もう少し優しくしてほしい、と伝えると「単身赴任でわからないくせに文句言わないで」。

とキレます。「歩く不機嫌」である妻の子どもたちへの接し方についてアドバイスお願いします。

(神奈川県在住 40代 中3女子、小3男子のお父様)

 

家庭教育アドバイザー 柳川由紀さんの回答 

普段、一人で子どもたちの世話をしていると、不平や不満がたまる可能性はありますね。

どうガス抜きするのか、ということと、なるべく子どもに当たらないようにするコツについてお伝えします。

1.自分の感情を言葉にする

感情に任せて子どもに向かい「あんたなんて生まなきゃよかった」「邪魔だからいらない」という言葉を吐いてしまった、と後悔するママたちが多いのは事実です。

そんなときは、イライラを子どもに向けず、空に向けましょう!

「あー、頭にきたー」「ママは今イライラしてるよー」「んー、もう!怒ってる怒ってる」

と、声に出して自分の感情を言葉にしましょう。

人に当たる、物に当たるのではなく、声を出して空に向かって発散しましょう。

大きな声を出すことで、たまったストレスが解消される場合も多いのです、是非試してください。

2.否定語を使わない

「○○するんじゃないわよ」「▽▽しない!」などと、子どものすることに対して否定の言葉を使っても、あまり効果はありません。

人の脳は最初に耳に入った言葉をイメージしがちです。例えば「嘘をつくんじゃない」と言われると「嘘をつく」ことをイメージしてしまいます。

そして脳はイメージしたことはすぐに実行しよう、行動しよう、とします。

ですから、否定語を使って注意しても、子どもの行動は直るどころか、度を増してしまう場合が多いのです。

「嘘をつくんじゃない」ではなく「正直でいよう」と言うように、肯定語を使いましょう。

3.承認する

「歩く不機嫌」と言われるほど不機嫌な母親は、子どもにとって怖い存在です。

「あんたは…」「お前は…」というように、名前を呼ばずに子どもを怒鳴ったり、叱ったりする姿を見かけることがありますが、これはあまりお勧めしません。子どもはどんなに怖い親からでも認めてもらいたい、と思っているものです。

「認める」行動の一つは「名前を呼ぶ」ことです。

叱られても愛情を感じられるのは「由紀!こら!」などと名前を呼ばれ、目をしっかり見て叱ってくれるからです。

例え怒っていようと、必ず名前で呼び掛けてあげましょう。

家庭教育アドバイス・・・叱った後のフォローを大切に

余りにヒステリックに叱っていると、子どもは、親の逆鱗に触れないように、親の顔色を窺うようになり、次第に嘘をついたり、こそこそ隠れて何かをしたりするようになりがちです。

そうなる前に、親として自分の感情をコントロールすること。

それ程までに怒ること?イライラの素は、本当に子ども?この二つを踏まえると、感情の高ぶりも落ち着きます。

それでもヒステリックに叱ってしまい自己嫌悪に陥る場合もあります。そんなときには、子どもに素直に謝りましょう。

「さっきはものすごく怒りまくってごめんね。とてもイライラしていてついあなたに当たってしまった。本当はあなたは悪くない、勝手に怒りまくってごめんね」

真剣に子どもに向き合えば、子どももわかってくれますし、子ども自身の気持ちも伝えてくれます。

感情に任せて怒ってしまったときは、フォローをしっかりとしましょう。

image by: Shutterstock

 

『子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育』

家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き、毎週月曜、木曜の二回に亘って配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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出典元:まぐまぐニュース!