「ググれカス」の終焉……若者たちは「クリック世代」に突入していた!

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小学校の頃から授業にパソコンの時間が設けられ、中学生頃から携帯を買い与えられ始めることの多かったゆとり世代。「調べものをするときは図書館ではなくネット」が当たり前のようになり始めた頃だったからか、少し上の世代からは「なんでもググればいいと思って……」と揶揄されていたこともありました。

2008年には「現代用語の基礎知識」として「ググれカス」という言葉も掲載。これは、ちょっと自分で調べれば済むことをいちいち質問する人に対して、「それくらいググれ(Googleで検索しなさい)、このカス!」という意味で使われていました。

そんな最中に成長してきたゆとり世代は、「ググれカス世代」と言えます。ところが、それよりも下の世代では「クリック世代」に突入しているそうです。

■もはやググる気なし?若者たちは「クリック世代」

クリック世代とは、自分で検索をすることなく、受け取った情報だけを飲み込んでいく世代のこと。調べなくても主要な情報がまとめられているニュースアプリや、キュレーションサイト、プッシュ通知などの影響によるものだと言われています。

たしかに、信じられないほどの情報があふれるネット世界のなかで、自分で情報を選び取っていくというのは難しいもの。それに比べたら、自分で調べなくともなんらかのまとめサイトを見たほうが早く正解が手に入るという点でメリットがあります。

ググれカス世代の頃よりも、情報が選別されたサイトが多いことから、このような「クリックだけする世代」が増えているようです。

Woman holding iPhone 6 S Rose Gold in cafe

■恋愛も失敗なしを希望?「クリック」するだけでマッチング

クリックするのは情報だけではありません。クリック世代は、「出会い」に関しても自分で探すことをせず、クリックするだけという傾向が高いのです。

たとえば、顔でアリやナシを判別する「Tinder」というアプリが話題を呼んでいました。このアプリは、瞬時に登録している人の顔が表示され、それをクリックして自分の好みの人との出会いを探していきます。通勤時間や待ち時間など、ちょっとした隙間時間にもクリックひとつで「アリ」「ナシ」を判定できるので、わざわざ合コンに行って「今日ハズレだったよね」なんて言い合うということがありません。

また、「Pairs」や「Omiai」といったマッチングサービスアプリも同様に、Facebookで言う「いいね!」の機能をクリックするだけで、「私はあなたに興味があります」といった意思表示になります。これは、相手側も「興味がある」と答えた場合のみやりとりができるしくみなので、「君はステキだ。デートしてほしい」「正直タイプじゃないから無理」なんていうコミュニケーションもなくなります。

クリックしていいと思えば、会う。そうでなければクリックしない。非常にシンプルなのです。

■占い・セミナー系サービスはますます浸透するかも!

情報にも恋愛にも受け身で他力本願なクリック世代。自分で調べたり行動したりすることがなく、与えられたものから選択していく彼らは、占い系・自己啓発系商材にも弱いと言えます。

「持っているだけで幸せになれる」といったパワーストーンやお守り、「行っただけで充実感を得られる」と自分を高めたり磨いたりするセミナー。そういったジャンルは、今後ますます浸透していくと言えるでしょう。