フォルクスワーゲン パサートヴァリアント ヴォヤージュ新車情報・購入ガイド
実質値下げ!? 人気のオプション装備で価格アップを抑えたお買い得な特別限定車「ヴォヤージュ」【ニュース・トピックス:VW】

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非常に高い完成度を誇るパサート。プレミアムブランドと国産車の間で揺れる微妙な立ち位置

 フォルクスワーゲン は、ワゴン モデルのパサート ヴァリアント に特別限定車である「Passat Variant Voyage(パサート ヴァリアント ヴォヤージュ)」を設定し発売を開始した。

 フォルクスワーゲン パサートは、2015年7月にフルモデルチェンジ。ちょうど1年が経過した。パサートは、1973 年に初代が発売されて以来、世界的にはベストセラーモデルとなっている。8代目となる現行パサートは、フォルクスワーゲン グループの新しいモジュラー戦略「MQB」に基づいて開発されたモデルだ。その後、2016年6月には、プラグインハイブリッド 車であるパサートGTEが登場した。現在、ワゴンモデルにPHEVを用意しているのはパサートだけだ。
 
 ガソリン車のパサートは、1.4LのTSIエンジンのみの設定。150ps&250Nmというパワーとトルクをもち、20.4/Lという低燃費性能を誇る。

 発売当初、早急にクリーンディーゼル 車が投入されるというアナウンスがあったパサートだが、北米でのディーゼル車排ガス不正が発覚。多くの輸入車メーカーが、クリーンディーゼルを導入済みだが、排ガス不正という事件が起きたことにより、国内へのクリーンディーゼル車導入は大きく遅れている。

 さすがフォルクスワーゲンといえるほど、パサートの完成度は非常に高い。自動ブレーキ関連の安全装備なども標準装備化されていて、安全面性能面でも高いレベルにある。走りの質や各部の質感も高い。

 世界的にベストセラーモデルとして活躍しているパサートだが、日本マーケットでは苦戦している。このクラスの輸入車には、BMW3シリーズメルセデス・ベンツCクラスアウディA4 というプレミアムブランドがひしめき合い熾烈な販売戦争が行われている。この強力なライバルの中で、パサートが割って入ることはなかなかハードルが高い状況。フォルクスワーゲンブランドは、プレミアムブランドというより、日本車に近いフレンドリーなブランド。ライバルをドイツ車系とするのはなく、価格的にも国産セダン がライバルといった印象だ。

 しかし、国産セダンをライバルとすると、ハイオクを使うパサートは大きなハンデとなる。国産車でハイオク仕様は、少ないため厳しい戦いになる。価格設定もプレミアムブランドより安いが、国産車より高いという設定で、なかなか微妙な立ち位置にいるのがパサートだ。

LEDヘッドやナビを標準装備化。約40万円もの装備がプラスされ、価格アップは約10万円!?

 今回設定されたパサート ヴァリアント ヴォヤージュは、パサート ヴァリアントTSIコンフォートラインをベースにした。なんと、日本専用の特別限定車となっている。日本専用としたのは、なかなか好ましい。これは、日本は島国で陸続きの欧州や北米・中国マーケットなどとはニーズが違う。より、日本に合った仕様にすることは、フォルクスワーゲン側から見れば非効率かもしれないが、日本の顧客にとってはメリットがあり支持されることになる。輸入車メーカーも、より日本マーケットに合わせたクルマを持ち込むことが重要だ。

 ただ、日本専用の特別限定車といっても用意された装備は、それほど日本専用といった印象はない。プラスされた装備は、フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”パッケージや LEDヘッドライトパッケージなどの人気オプションを標準装備。さらに日差しが強くなる季節に効果的で、実用性の高い“Car Window Film“を装着。通常モデルでもオプション装備できるものが中心だ。

 パサート ヴァリアント ヴォヤージュは、250台の特別限定車となる。価格は389万円。ベース車に対して約10万円の価格アップになっている。オプションのLEDヘッドライトの価格は約16万円、ナビのDiscover Proは約22万円なので、これだけでも約38万円の装備となる。こうした装備が付いて10万円高ということなら、約28万円以上+Car Window Film分がお得ということになる。

コスパの高い特別限定車。さらに、値引きを引き出せれば、間違いなく買い! の1台

 これは、なかなかお買い得な特別限定車だ。Discover Proは、実用面で必要だし、LEDヘッドライトは見た目も精悍になり安全面でも有効。ぜひとも装備したいオプションだ。これが、すべて標準装備されている上に、価格も大幅に引き下げられているので非常に魅力的だ。パサート ヴァリアントの購入を考えているのなら、この特別限定車がお勧めだ。

 実際の購入で注意したいのが値引き。こうしたお買い得な特別仕様車で値引き交渉すると「最初からお買い得なので、値引きできません」というセンスのない対応が目立つ。今回の特別仕様車の場合、ナビとLEDヘッドライトはオプションで設定が可能。ならば、通常モデルでこうしたオプションを選択し、30万円程度の値引きが引き出せれば特別仕様車と同等レベルになる。

 パサートは、大幅な値引きを引き出すことができれば、非常に魅力的なクルマだ。クルマの完成度は申し分ないレベルなので、十分に満足できるだろう。効率よく大幅値引きを引き出すためには、まずCクラスや3シリーズ、クラウンハイブリッドカムリスカイライン などと競合させるといいだろう。大切なのは、先にライバル車の見積りを数台とっておくこと。あくまで、パサートが本命であることを悟られてはいけない。予算重視で、価格は安いほどよいが、より良いクルマが欲しいという姿勢で商談にのぞむといいだろう。パサートの場合、リセールバリュー面ではあまり期待できないので、長期間乗ることがお勧めだ。

フォルクスワーゲン パサート ヴァリアント ヴォヤージュ価格、装備など

・Passat Variant Voyage価格:3,890,000円

<主な追加仕様>
・Volkswagen 純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”(ETC2.0 対応車載器付き)
・LED ヘッドライト(オートハイトコントロール機能、LED ポジションランプ付き)
・Car Window Film レギュラースモーク(リヤ/リヤ左右)

<ボディカラー/導入台数 全7色/導入台数:250台>
 ピュアホワイト 25 台
 ディープブラックパールエフェクト 45 台
 ハーバードブルーメタリック 60 台
 タングステンシルバーメタリック 60 台
 ナイトブルーメタリック 15 台
 オリックスホワイトマザーオブパールエフェクト(有償オプションカラー:129,600 円) 35 台
 クリムゾンレッドメタリック(有償オプションカラー:64,800 円) 10 台

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