スマホのキャリア乗り換えはグーグル「Project Fi」で決まり?

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スマートフォンの料金が高過ぎてキャリアの乗り換えを検討しているなら、グーグルの「Project Fi」を検討してみるといいかもしれない。2015年4月に招待制で始まった同サーヴィスは一般向けに解放され、今週初めには欧州のネットワーク・Threeと提携し、15カ国にサーヴィスが拡大されている。

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とにかく安い

「Project Fi」は安い。月20ドルで通話とSMSの無制限利用、さらにはWi-Fiテザリングを利用できる。データ通信料は利用した分だけ支払う。1GBあたり10ドルだ。70ドルで通話とテキストメッセージ、5GBのデータ通信が利用できる。

最大の特徴は使わなかった容量を繰り越せる点だ。本当に繰り越せる。3GB分支払って2.2GBだけ使用した場合、8ドル返ってくる。しかも月々の契約で長期契約の必要もない。

その他の優れた特徴として、Project Fiは自動的に利用可能なWi-Fiネットワークに接続する。「高品質で信頼できる」ネットワークのデータベースを維持し、データ節約が可能な場合はいつでもWi-Fiネットワークに切り替わる。Wi-Fi通信からセル方式通信、または逆に切り替えても通話は途切れることはない。

問題点は?

現時点で利用できる電話はグーグル謹製の「Nexus 6P」と「Nexus 5X」の2機種に限られる(この2機種が現時点で最高レヴェルのAndroidスマホであることは間違いないが)。

ハードウェアの制限以上に、グーグルのネットワークには残念な点がある。

Project FiのワイヤレスネットワークはSprintとT-Mobile、US Cellularを利用し、電波状況と利用者の居場所によって3つのネットワークを切り替える。

問題は、この3つのサーヴィスが、大手キャリアのなかでも通信エリアが狭いことだ。『Root Metrics』調べの通信エリアマップによれば、T-MobileとSprintは通信エリアにおいて最低だ。US Cellularの通信エリアの広さはこの2社をさらに下回る。また、定期的に訪れる都市のサーヴィス状況も確認した方がいいかもしれない。

Nexusの新機種リリースも控えているから

上記の制限があっても、Fiには検討の価値がある。新しいNexusスマートフォンのリリースは今秋が予定されているので、最新機種への買い替えを検討しているなら、キャリアの変更も同時に検討するといいだろう。NexusスマートフォンはSIMロックが解除できるので、Project Fiが合わなかったとしても、同じNexusスマホで別のキャリアを利用できる。