16日、香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは記事「国際仲裁裁判所判決は中国漁民に影響なし、南シナ海での操業続く」を掲載した。写真は南シナ海の南沙諸島。

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2016年7月16日、香港紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストは記事「国際仲裁裁判所判決は中国漁民に影響なし、南シナ海での操業続く」を掲載した。

南シナ海における中国の権益を否定した国際仲裁裁判所の判決は中国漁民にどのような影響を与えるのだろうか。結論を先にいえば、判決など関係なく漁民たちはいつも通りの操業を続けているようだ。

サウス・チャイナ・モーニング・ポストの記者は14日に海南省の漁港を取材した。数日内に南シナ海に向かうという漁民は「仲裁判決の影響はない」と断言。今まで通りの操業を続けると断言した。ただし今回はフィリピンと最大の係争地となっているスカボロー礁に向かうことは見送るという。中国政府は実効支配強化のため、スカボロー礁で漁業活動を行った場合に補助金を支給している。

7月1日に南シナ海から帰ってきたばかりという漁船の船長は、「中国のテレビ局が報じている通り、仲裁判決は無効」と語り、休暇明けの8月初頭に再び南シナ海に向かうと断言した。フィリピンは中国漁船の取り締まりを強化しており、「確かにリスクがあるが、中国公船の近くで操業するので大丈夫。トラブルが起きても救援信号を出せばすぐに駆け付けてくれる」と話している。(翻訳・編集/増田聡太郎)