サクサクが止まらない「トンカツ」

写真拡大

 スーパーに行くと、様々な種類のお肉が売られています。その中でも豚肉はたくさんの部位に分かれて、用途によって使い分けやすく売られています。ただ、どの部位がどの料理に向いているのか分からず、売り場で困った経験はありませんか? そんな人のために、豚肉の教科書とも言えるレシピ本『クックパッド×PORK』(宝島社)を紹介します。本書では、豚の各部位の特徴やどんな料理に合うか、焼く、煮る、炒めると言った調理法ごとに章が分けられてレシピが紹介されています。これを見れば、きっとこれからの豚肉選びが変わるはず! 今回はこの中から、炒める、煮る、揚げるという3種類の料理を実際に作ってみました。

1.お買い得な材料も上手く使えば逸品に!「豚ひき肉とニラもやしのオイスター炒め」

 サラダ油を熱したフライパンにしょうが、にんにくを入れて香りが出てきたら豚ひき肉を入れて炒めます。さらにもやし、ニラ、酒、鶏ガラスープの素、オイスターソース、しょうゆを加えて軽く炒め、塩こしょうで味を整えます。最後に水溶き片栗粉を加えてとろみがついたら完成です。

 1品目は、お買い得商品としてよく売られている“豚ひき肉”を炒めたレシピです。ひき肉はハンバーグなど塊で食べるとなかなかのボリュームを感じますが、バラバラで使うとボリュームが出にくいと思われがちです。でも、今回のようにしっかりした濃いめの味付けで、たっぷりの野菜と一緒に炒めると、ひき肉の食感が良いアクセントになり、いつまでも飽きがこない絶品炒め物になりました。これをそのままご飯にのせて丼にして食べても美味しいですよ。お買い得商品としてたくさんのひき肉が手に入ったときにぜひ作りたい一品です。

 ちなみにひき肉は、濃厚な味わいが特徴の「もも」の部分が使われることが多いようです。

2、まるでカレー専門店のような味わい!「豚コマカレー」

 サラダ油とバター、にんにくのみじん切りを入れて熱した鍋に、玉ねぎ、豚こま切れ肉、にんじん、じゃがいもを加えて炒めます。さらに、水、赤ワイン、牛乳、洋風だしの素、ローリエ、トマトケチャップ、ソース、ガラムマサラ、を入れて、アクを取りながら30分ほど煮込みます。野菜に火が通ったら火を止めてルウを割り入れ、さらに10分ほど煮ます。これを器に盛ったごはんの上にかければ完成です。

 2品目は、“豚こま切れ肉”を煮込み料理に使ったレシピです。カレーというと、普通はそこそこの大きさの塊肉を使うことが多いですが、今回はお手軽な豚こまを使うことで、火の通りも早く、短時間でできました。しかも、単にカレールウを入れるだけでなく、赤ワインや牛乳、トマトケチャップ、ソース、ガラムマサラといった調味料も一緒に入れて煮込むことで、コクがあるとっても味わい深いまろやかなカレーになり、本当にお店のカレーを食べているような美味しさでした。高級なお肉を使わずとも、この味ができるのはビックリです。なお、豚こまは肉質がかためな「肩」が使われることが多いようです。

3、サクサクが止まらない「トンカツ」

 トンカツ用豚肉ロースを肉たたきなどでまんべんなくたたき、塩こしょうをまぶします。これを薄力粉、溶き卵、パン粉の順につけたら再度繰り返しつけます。そして、まず170度の揚げ油で薄くきつね色になるまで揚げ、さらに180度に上げた揚げ油でこんがりと2度揚げをすれば完成です。

 最後は、“ロース肉”を使った揚げものレシピです。分厚めのロース肉に、衣を2度つけ、さらに2度揚げるという、ちょっと面倒な方法ではありますが、こうすることで食べた瞬間、サクサクという音が聞こえるくらい、絶妙な食感の衣になり、美味し過ぎて大きなロース肉もペロっと食べられました。なお、ロースは肉質がきめ細かく風味があり、やわらかいのが特徴で、まさにトンカツにぴったりの部位です。

★豚肉のことを知れば、いつもの料理がもっと美味しくなる!

 豚肉には、疲労回復や筋肉の強化、免疫向上の効果が期待されるビタミンB群が豊富に含まれています。そんな豚肉は今回のようにいろいろなタイプのものをバランスよく摂ることで、丈夫な体作りに繋がっていきます。せっかく豚肉料理を作るなら、豚肉のことを知って、より美味しい料理&健康な体作りをしていきませんか?

文=JUNKO