夏休みのスケジュールを考えようとカレンダーを見てみると……あれ? 祝日が増えている! そう、今年から「山の日」という祝日が新設されました。これまでより少し長めに夏休みをとれるようになる人もいるかもしれません。今回は楽天リサーチが実施した「山の日とお盆休みに関する調査」の結果をご紹介します。

あなたは「山の日」を知っていますか?

今年から新設された「山の日」という祝日の存在を知っているか聞いたところ、最も多かった回答は「名前だけは聞いたことがある」(43.7%)となりました。続いて「正確な日付を知っている」(30.1%)ことが判明し、7割以上の人が今年から「山の日」が新設されることを知っているという結果に。

今年から新設された「山の日」の認知について
名前だけは聞いたことがある(43.7%)
正確な日付を知っている(30.1%)
知らない・聞いたことがない(26.2%)

認知度の高い「山の日」。この祝日ができたことがうれしいか聞いてみると、約半数が「どちらでもない」(48.6%)と回答。「とてもうれしい」「うれしい」の合計が36.6%に対し、「あまりうれしくない」「うれしくない」の合計は14.8%と、うれしいと感じている人のほうが多いことがわかりました。

では、実際「山の日」に山に行きたいと思っている人はいるのでしょうか。
結果は、「行きたくない」(49.4%)が約半数にのぼり、「行きたい」(8.9%)に大きく差をつける結果となりました。「山の日」にちなんで、山に行きたいという意識の人はまだ1割にも満たないようです。

8月に祝日ができたことにより、祝日がないのは6月のみとなりました。

今年のお盆休みの予定は「自宅で過ごす」がトップ

今年のお盆休みの予定を聞いたところ、最も多かったのは「自宅で過ごす」(32.6%)。外出予定では、「お墓参り」(20.2%)、「帰省」(15.6%)の順に高く、5人に1人がお盆にお墓参りをするということがわかりました。
これを年代別に見ると、「お墓参り」は60代が他の年代と比較して高く(60代:30.9%、他の年代の平均:17.3%)、また「自宅で過ごす」については年代があがるにつれ、高くなっていく傾向となりました。(20代:22.9%、30代:26.1%、40代:27.5%、50代:37.0%、60代:46.6%)。

今年のお盆休みの予定について
自宅で過ごす(32.6%)
お墓参り(20.2%)
帰省(15.6%)
遠出ではない外出をする(買い物など)(13.1%)
国内旅行(12.9%)
レジャースポットに行く(プール・遊園地など)(5.8%)
海外旅行(3.1%)
その他(3.5%)
未定・分からない(18.2%)
お盆休みはない、取らない(18.2%)

5人に1人が「お墓参り」をする予定。その理由は?

お盆休みに「お墓参り」をする予定のある人に、その理由を聞いてみました。

お盆休みにお墓参りをする理由について
先祖の供養のため(74.3%)
毎年恒例のため(61.4%)
お墓を掃除するため(42.1%)
先祖に自分や家族の近況を報告するため(26.7%)
帰省するから(13.4%)
先祖に何か願い事をするため(6.9%)
その他(2.0%)
特に理由はない、なんとなく(1.0%)

最も多かったのは「先祖の供養のため」(74.3%)となりました。
一方、お墓参りをする予定のない人に、お墓参りをしない理由について聞くと、「お盆休み以外にお墓参りをしているから」(27.8%)、「お墓の場所が遠すぎて、行くことができない」(13.2%)、「お墓参りをする習慣がない」(12.0%)という結果に。

過去1年間でのお墓参りの回数を聞いたところ、「一度もしなかった」(24.9%)が最も高く、実施した人の中では「1回」(20.8%)が一番多く、続いて「2回」(19.3%)、「3回」(9.8%)という結果に。約7割が過去1年間に1回以上はお墓参りをしているようです。

新設されたばかりの「山の日」ですが、世間の認知度は高めのよう。お盆に近い祝日のため、お盆休みと組み合わせて予定を立てる人が多そうですね。混雑が予想されるシーズンですので、まだ予定が決まっていないという人はお早めに!

【参考】※ 楽天リサーチ株式会社