15日、経済参考報は家畜用塩を「人でも食べられる」と虚偽の宣伝をしながら違法販売していた企業に対して貴州警察がこのほど捜査を行い、関係者を逮捕・起訴したと伝えた。資料写真。

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2016年7月15日、経済参考報は家畜用塩を「人でも食べられる」と虚偽の宣伝をしながら違法販売していた企業に対して貴州警察がこのほど捜査を行い、関係者を逮捕・起訴したと伝えた。

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貴州省遵義市では2014年から飼料添加剤の塩化ナトリウム(家畜用塩)を「人でも食べられる」と住民に宣伝をし、販売する業者が現れた。家畜用塩は白色で、価格が安く、食塩と口触りも同じだったため、農村地区では人気があった。この家畜用塩は主にベーコンやソーセージ、炒め物などを作る際に使用されていたという。

しかし、遵義市各地の公安が住民の購入した家畜用塩を検査したところ、国の定めた食用塩としての安全基準を満たしておらず、食用にはできないことが判明した。家畜用塩はそもそも飼料生産業者と農村の養殖農家に販売されるためのものであり、専門家は住民がもし長期に渡ってこうした劣悪な塩を食べ続けた場合、いずれ健康に悪い影響を及ぼすと指摘している。

貴州省公安庁は2015年11月2日、事件の重大さを鑑みて省・市・県の3つのレベルから成る調査チームを組織し捜査を開始した。この捜査によって、2014年以降、貴州省杉農貿易有限公司が貴州省各地で31の支社を設立し、この会社が江西省のメーカーから家畜用塩2610トンを買い入れ、そのうち約717トン分を住民に販売していたことが分かった。

現在までに、公安は「安全基準を満たさない食品を生産・販売した罪」の嫌疑で貴州省杉農貿易有限公司の関係者数十名を逮捕・起訴している。(翻訳・編集/矢野研介)