政権交代後初の民進党大会  蔡総統、改革推進の必要性強調/台湾

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(台北 17日 中央社)与党・民進党は17日、今年5月20日の政権交代後としては初めてとなる党大会を台北市内で開催した。同党主席の蔡英文総統は、改革を着実に推進する必要性を語り党員を鼓舞した。

蔡総統は、経済、司法、年金面などでの改革は一朝一夕にできるものではないとしながらも、全ての党員が理想と目標を見失わなければ、困難は克服できると激励。

一方で、人民の期待が高いことから、実際の改革に対して否定的な意見が出る可能性にも言及。ただ、これこそが重要な意見だとして誠意をもって社会の声に耳を傾けるよう求めた。

また、社会は再び分裂してはならないとし、国家の団結のために改革を行うと力説。改革には「痛みが伴う」としながらも、痛みを最低限に抑え、時間をかけて共通認識を形成したいと語った。

蔡総統は、執政は各方面の機嫌取りをするのではなく、価値観を守ることだと明言。国家の安定と平和、持続的な発展に責任を負わなければならないと述べた。

大会では蔡総統が中国大陸への姿勢として掲げる「現状維持」に関する新たな党の綱領を定めたり、「中華民国」の国名を廃止する提案などが出されたが、どちらも執行部預かりとされた。

(呂欣ケイ、陳俊華、戴雅真/編集:齊藤啓介)