白石あさえの目指せコースデビュー! 連載●第16回 
〜カリスマコーチ内藤雄士がビギナーのために特別レッスン〜

【頭を反対方向に動かして飛距離アップ】

内藤雄士コーチ(以下内藤):前回までのレッスンでドライバーのスイングの大枠はできてきました。そこで、今回はまずシミュレーションゴルフを使って、どれくらい飛ぶのか飛距離を計測してみましょう。

白石あさえ(以下白石):シミュレーションゴルフは、少しやったことはあります。実際にコースで打っているような感じで練習できる機械ですよね。

内藤:そうです。結構、リアルなのでいい練習になりますよ。

白石:楽しみです!

(10球ほど試打。結果、飛距離は最高144ヤード。芯で捉えたボールもあったが、右方向にスライスボールが出ることも)

内藤:計測した結果、150ヤードには届かなかったですが、まずまずの結果だったと思います。ただ、シミュレーションとはいえ、コースで打っているような感覚でショットするので、ほとんどのアマチュアゴルファーがやる悪い動きが出てしまっています。

白石:悪い動きですか?

内藤:そうです。ボールの行方が気になるので、顔が早く上がって、胸が開いてしまう動きです。ポイントは頭を動かさないで振り切ることですが、バイザーやキャップのツバの向きを意識することで、悪い動きを矯正することができます。

白石:キャップのツバですか?

内藤:キャップのツバは自分から見えますよね。そのツバの方向に着目してください。キャップのツバがボールの少し右を指したまま、インパクトからフォローへとクラブを振り抜きます。極端にいえば、ダウンスイングからフォローで頭が、ボールを飛ばしたい方向と逆に動くイメージを持ちます。

白石:逆に動かすんですか? 頭が残ると何がよくなるのですか?

内藤:胸が開かなくなると、クラブのヘッドは自然にインサイドから入るようになり、ボールをしっかりつかまえることができます。また、頭を逆方向に動かすことで、ヘッドが加速しやすくなる。飛距離を出すためにはとても大事な動きになります。

白石:ボールがどこに飛んだか見たい気持ちを、グッと我慢しないとダメなんですね。でも、(実践すると)インパクトは今までと違う感触でした。気持ちよい感じです。今の感触で再度、飛距離を計測してみたいですね。

●「頭を残す」感覚を身につける

シミュレーションでドライバーの飛距離を計測すると、ボールの行方が気になって頭が動いてしまっていた白石さん(写真上)。練習でやってきたように当たらなくなったため、内藤コーチがクラブを使って頭の動きを矯正(下)。

ボールの行方を追って頭が動いてしまうと、胸が開いてしまう(目標方向に向いてしまう)。胸の開きが早いと、腕が遅れてクラブはカット軌道になり、スライス系の弱々しい球になる。

キャップやバイザーのツバをボールより右側に向けて、その方向を変えないように振り切る。胸の開きが抑えられて、クラブがインサイドから入るようになる。

(つづく)

(内藤雄士プロフィール)
ないとう・ゆうじ●1969年生まれ。東京都出身。日本大学ゴルフ部出身。ゴルフ部在籍中に渡米し、アメリカの最新理論を習得。1998年にプロゴルファーを教えるツアープロコーチとして活動を開始。日本にツアープロコーチという概念を持ち込んだパイオニア的存在で、丸山茂樹の米ツアーでの活躍の立役者となった。その後も多くのプロのサポートを行なう傍ら、ジュニアゴルファーの育成にも積極的に取り組み、日本ゴルフ界の根本的レベルの底上げに尽力している。ゴルフを中心としたメディアでのレッスンのほか、ゴルフネットワークでのトーナメント解説など、活躍の場は多岐にわたっている。

(白石あさえプロフィール)
しらいし・あさえ●1991年生まれ。千葉県出身。昨年念願だったグラビアデビューを果たす。今春からは各週刊誌でページをジャック、パーフェクトボディーが注目を浴びる。6月末発売の週刊プレイボーイ28号では、巨匠・渡辺達生氏らとコラボしたグラビアが話題に。学生時代はバスケットボール部に所属し、趣味はスノーボードというスポーツウーマンで、大型自動二輪免許も取得し、バイク好きでもある。ゴルフはクラブを触ったことがある程度というまったくの初心者だったが、この連載で着実に上達。「ボールが芯に当たるようになってきました。まだ、恥ずかしいので練習場では端っこにいますけど(笑)」。身長:164cm B:94 W:60 H:88 血液型:A型

出島正登●取材・文 text by Ideshima Masato