人間にとって労働はきつくて不愉快なこと以外の何物でもなく、労働の主要な目的は金銭的な報酬を得ることにあるという見解があるようだが、中国メディアの財新網はこのほど、日本人とドイツ人の労働の主要な目的は金銭的な報酬ではないと主張、「なぜ日本人とドイツ人は労働意欲が高いのか」を論じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 人間にとって労働はきつくて不愉快なこと以外の何物でもなく、労働の主要な目的は金銭的な報酬を得ることにあるという見解があるようだが、中国メディアの財新網はこのほど、日本人とドイツ人の労働の主要な目的は金銭的な報酬ではないと主張、「なぜ日本人とドイツ人は労働意欲が高いのか」を論じた。

 記事は労働に対するドイツ人の見方について、「ドイツ人は明らかに仕事自身あるいは仕事がもたらす地位や肯定的な評価に満足感を得ている」と説明。さらに「言い換えれば、ドイツ人は彼らの情熱を満足させるために働くのであり、金銭的な報酬に対する欲を満たすために働くのではない」と論じた。

 また、労働に対する日本人の見方について、「日本人は自らが属する組織から肯定的な評価を得るため、また自らが属する組織が他の組織から肯定的な評価を得るために働く」と説明。日本人はここに「情熱を燃やす」と主張、日本人は「目の前の物資的な利益や欲のために働くのではない」と説明した。

 「組織が自分に与えてくれる肯定的な評価」とは、つまり他人に自分自身や自分の仕事を認められるということだ。そして日本人は、自分が属する組織も他の組織から認められることを強く願うと記事は指摘している。この情熱が質の良い日本製品を生み出す大きな原動力の1つになっており、決して金銭的な報酬が日本人の労働の主要な動機にはなってないという見方を示している。

 日本人とドイツ人が自分自身を労働へと駆り立てる動機は多少異なると記事は説明しているが、共通点として指摘しているのは金銭的な報酬が労働の主要な目的になっていないという点だ。日本製品とドイツ製品の品質は世界的に高い評価を受けているが、このことは金銭的な報酬が良いモノを創り出すための決定力にはならないということを例証しているのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)