■連載/ヨシムラヒロムの勝手に宣伝部長

「自分は面白い」そんな自惚れを抱える人なら、誰しもが芸人になりたい!と考えたことがあるハズ。恥ずかしながら僕もその一人だ。

そんな野望を抱えた人が古今東西から集結するのが吉本総合芸能学院、通称NSCだろう。東京と大阪を合わせると毎年2000人近い生徒が入学。大学の定員割れが叫ばれるなかで、この人気たるや……。

そーなったのも、芸人の“芸”が社会に認められたから。映画監督、脚本家、小説家、絵本作家、俳優、キャスター、と何でもござれ。これだけ世間で芸人の芸が輝けば、芸人になりたくもなるわ。

この芸人のマルチ化、その開拓者は間違えなくビートたけしといえる。浅草のストリップ劇場フランス座での修行時代を描いたエッセイ『浅草キッド』がベストセラーになり、芸の幅を見せる。98年には映画『HANA-BI』でヴェネチア映画祭金獅子賞もゲット。今では、フランスの芸術文化勲章コマンドゥールも受賞し、日本一のタレントとして君臨している。

余談。

生前の立川談志、ビートたけし、太田光の対談が新潮社の企画で行なわれた。その裏話が良かったので書く。太田光曰く、立川談志はビートたけしを当然認めているが、シャイなので本人の前ではけっして褒めない。そんな談志が、たけしがトイレに立った瞬間、太田に耳打ちした一言。

「たけしってスゲェよな。だって、あいつ元々フランス座で働いていたんだぜ。けど今じゃ、フランスから勲章もらってんの」

芸人の頂点がビートたけしならば、芸人の最大与党が吉本芸人だろう。

朝から深夜までテレビの画面から消えることはない。ラジオ、雑誌、広告でも活躍。普通に生活をしていれば、彼らを見ないことなど不可能だ。

その吉本芸人の波は、遂に菓子業界にまで。あの有名菓子『ビックリマン』が吉本芸人とコラボレーション。そう『ビックリマン芸人チョコ』だ。

有名菓子ビックリマンが吉本芸人とコラボ!『ビックリマン芸人チョコ』をMacBookに貼ってみた

『ビックリマンチョコ』とはチョコを挟んだウエハース菓子。ご存知だと思うが、購入者の興味はオマケのシールに集まる。90年代初頭の大ブームを起こし、当時の子供達を夢中にさせた。

10年後の00年にも少々のブームとなり、当時中学生だった僕も夢中に。その後、ぼちぼちとシリーズは続いてるようだが、近年目につくのはコラボシリーズだ。

YOSHIKI、エヴァ、貞子など誰をも受け入れる現代の菩薩キティちゃんの如く、ビックリマンも北斗の拳、スターウォーズ、キャプテン翼、ももクロと何でもコラボ。そして、行くところまで行き着き、吉本芸人とのコラボに至ったわけ。

まず、度肝を抜かれるのは、パッケージに描かれた山里亮太、渡辺直美のイラストだろう。上記のコラボの購入者は想像できるが、吉本コラボ、コレ欲しい人いるのかってナゾな具合だ。

例えば「ダースヴェイダーのシール欲しいな、当てるまで買お」の気持ちは分かる。

だが、「南海の山ちゃんのシール絶対あてるまで買うぞ」という人はいるのだろうか。ベッドに寝そべりつつダースヴェイダーのシールを見て「カッコイイ」と呟く少年は分かる。山ちゃんのキラキラシールを見ながら「ふぅー最高」と恍惚する人は存在するのだろうか。

別に山ちゃんをdisりたいわけではなく、吉本芸人がシールになって喜ぶのかって話なんだけど。僕の場合、最初に開封したモノに入っていたのがチーモンチョウチュウで。正直、名前も知らない芸人が出たので微妙な気持ちになったよ。(チーモンチョウチュウのファンの方々すいません……)

6袋を購入しオリエンタルラジオ、渡辺直美、おかずクラブ、ネゴシックス、フジモリフェニックス(シークレット)そして、チーモンチョウチュウが当たったわけ。

有名菓子ビックリマンが吉本芸人とコラボ!『ビックリマン芸人チョコ』をMacBookに貼ってみた

6枚のキラキラシールを並べてみるが、心は揺れない。キラなのに!

ギャグで1袋買う人は居るかも知れないが、熱心にコンプリートする人が想像できない『ビックリマン芸人チョコ』。今回の第1弾は関西芸人以外の芸人で、次回の第二弾は関西芸人が待っている。今後、いくつシリーズを重ねるのか追って報告したい代物だ。

有名菓子ビックリマンが吉本芸人とコラボ!『ビックリマン芸人チョコ』をMacBookに貼ってみた

『ビックリマン芸人チョコ』僕ならどう宣伝するか?

最近、事務所で仕事をしていないノマドワーカー的なライフスタイル。スタバでMacをドヤ顔で使っている。だから、その目立つMacBookに吉本芸人シールを貼ってみたw。これを見て欲しがる人がいるかも知れないし。

有名菓子ビックリマンが吉本芸人とコラボ!『ビックリマン芸人チョコ』をMacBookに貼ってみた

文・イラスト/ヨシムラヒロム

武藏野美術大学在学中に泰葉「お陽様よほほえんで」のCDジャケットイラストでイラストレーターとしてデビュー。その後、雑誌やウェブ等でイラスト、執筆、デザインを行なう。

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