ヒジキやワカメ、干しシイタケなどの乾物は、かつては食物が少なくなる冬場の栄養源として重宝されたものです。今ではいつでも食べられる乾物ですが、実は生の食材を干すことで、栄養がアップすることをご存知ですか? 乾物は忙しい女性の時短料理にも最適。一人暮らしでも乾物をフル活用すれば、買い過ぎた食材をダメにしてしまうこともありません。健康のためにも、ぜひ、乾物を活用しましょう。

“乾物”でカルシウムや鉄分の補給

カルシウムは健康な骨や歯を作るだけでなく、イライラした神経を鎮める働きがあります。鉄分には貧血を防止する働きがあります。生理が近づくとイライラするという女性の方も多いのでは? カルシウムの多い高野豆腐や切り干し大根、鉄分の多いキクラゲやヒジキをたくさん食べましょう。高野豆腐は生の豆腐の水分を抜いて乾燥させたものなので、木綿豆腐と比べるとカルシウムは2倍程に増えているんですよ。大豆イソフラボンも豊富に含まれているので、女性にはピッタリの乾物ですね。

美容効果も高いマグネシウムを含む“乾物”は?

マグネシウムって少し地味なイメージがありますが、実はダイエットにピッタリの栄養素なのです。マグネシウムの働きは、糖分の代謝を助けて中性脂肪の蓄積を防ぐこと。シミやシワの原因となるメラニンを体外に排出する働きもあるので、美容のためにも、是非、摂取したい栄養素なのです。マグネシウムを多く含む乾物はワカメやあおさのり。乾燥類にはカルシウムも多く含まれているので、ダイエットにも美容にも一石二鳥ですね。

ビタミンDを効率よく摂るなら干しシイタケは必須

ビタミンDには、カルシウムの吸収を助けて骨を強くする働きがあります。さらにビタミンDには免疫力をアップし風邪を引きにくくする効果があることが分かっています。最近の研究では、ビタミンDの血中濃度が高いほど、ダイエットに成功する率が高くなるなんていう報告も。ビタミンDはキノコ類に多い栄養素ですが、シイタケでも生のシイタケよりも干しシイタケの方が10倍もビタミンDの量が多くなるのです。もちろん人工干しより天日干しの干しシイタケの方がビタミンDは豊富。食べる前に、再度、日光に当ててもビタミンDの量は増えます。

ここでご紹介した以外にも乾物はいろいろあります。長期保存できるのも乾物の魅力。上手に使って、料理の時短に役立てたり、不足しがちな栄養素をたっぷり補給してくださいね。


writer:岩田かほり