いらないブランド品やジュエリーを高く売るコツとは?
 皆さんはタンスやテーブルの引き出しの片隅に、ワードローブの中に……もう身につけていない、すでに存在すら忘れてしまっていたジュエリーだとかブランドグッズを眠らせてはいませんか? それって、もしかすると……“素人”の予想をはるかに超えた、けっこうな額面で売れちゃうかも?

 今回は、金・プラチナなどの宝飾品やブランド小物・洋服を買い取る「リファウンデーション」というサービスを運営するラウンジデザイナーズの代表取締役兼査定鑑別管理人の杉兼太朗さんに、アナタの“断舎利”をちょっとした臨時収入に変える“錬金術”のコツを教えてもらいました!
※写真と価格の出典:リファウンデーション公式サイトより買い取り実績の例

◆鑑定を申し込む一般女性が増えている

──ジュエリーやブランドグッズをお金に換えるのって、水商売のオネエサンが“いらない貢ぎ物”を処理するためにやっているイメージがあるんですけど……?

杉さん:今、気前よく女性に貢ぎ物をバンバンできる男性は、あまりいないのではないでしょうか(笑)? 正直、そういうケースは少なくなってきているのが現状です。

 それよりは「別れ」や「離婚」をきっかけに“想い出の品”を手放したり、リサイクル感覚で気軽に“鑑定”を申し込まれる一般の女性の方が増えています。ネットオークションなどの一般化によって、一昔前より“リユース商品”に対する抵抗感も薄まりつつありますしね。

◆良心的な買い取り店を見分ける5ケ条

──“買い取り”をしてもらうお店に良し悪しはあるんでしょうか?

杉さん:「良いお店を選ぶこと」はとても重要です。悪いお店に入ってしまったら、安く買いたたかれたり、売れるはずの品が売れなかったりするケースも多々ありますので。とりあえずは次の5つの注意点をご参考にしてみてください。

1、電話やメールの対応が早いか?

 電話対応が悪いお店は問題外! また郵送でも、メールで物品到着のご連絡や、査定終了予定日時を事前にお知らせしてくれない場合は、まずそのお店のサービスを疑うべき。

 連絡方法を多数用意している店を選ぶのもポイント。

2、店頭の場合、目の前で査定してくれるか?

 価格表を公表し「明朗価格!」をうたっていても、お店によっては貴金属や宝石、ダイヤモンドを店頭の裏側に持って行って査定する場合が多くある。グラムの誤魔化しなど、トラブル発生の元となるので、このようなお店に当たってしまったら、見積りだけにして売却は控えたほうがベター。

3、見積書をすぐ作成してくれるか?

 その場で、鑑定価格を迅速に無料で紙に残して渡してくれるお店が良心的。

4、ブランド品(ジュエリー)の価値を査定できるか?

 ジュエリー製品はノンブランド品とブランド品がある。地金価格よりもブランド品としてのネームバリューが付いたほうが高く売れる可能性も高いので、ただ「宝石やダイヤモンドや地金が鑑定できる」といった年配バイヤーばかりのお店より、ブランド品の市場相場(=トレンド)にも精通している若いバイヤーが在籍しているお店を選ぼう。

5、「査定人の顔が見えるお店」であるか?

 これが一番大事! お店によっては素人が査定をし、値付けのみを本部の人間が行うケースが少なからずある。素人は取り扱いも慣れていないため、大切な品に傷が付いたり破損したりも。査定人を隠すことなく紹介してくれるお店が◎。

◆もうじき値崩れする予感も…売るなら今!

杉さん:いずれにせよ、最近の中古のブランド品や宝飾品の買い取りの下値を支えているのはアジアンパワーです。

 でも、昨年7月の中国株暴落のあおりか、今年3月の香港ジュエリーショーの来場者ひとつ取っても、大手の卸業者より個人や小売店が増加していました。これは商いが小さくなった証拠です。初日こそ昨年と横ばいでしたけど、2日目からは客足もまばらで、今までのような活況感がありませんでした。

 過去には、なんでもこぞってバイヤーが買い漁っていった時代もありましたが、現在は本当に良い物じゃないと価格の問い合わせすらないほど……。

 このままだと、市場が崩れた際に、高い水準で買い取れなくなることだって十分にあり得ます。一方の国内市場も、アベノミクスの崩壊や先行き不透明な状態。だから、今こそがお客さまにとっては“売りどき”だと私は考えでいます。

<TEXT/山田ゴメス 取材協力/ラウンジデザイナーズ>