16日、米誌ナショナル・インタレストは「南シナ海問題における仲裁裁判決の3つの錯覚」と題する記事を掲載した。

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2016年7月16日、米誌ナショナル・インタレストは「南シナ海問題における仲裁裁判決の3つの錯覚」と題する記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。

記事は、南シナ海での中国の主権主張を否定した仲裁裁判所の判決で、米国政府が指摘する「中国は判決に従わなければならない」「米国は中国に圧力をかけるべき」「中国が国際法を無視すれば世界秩序の脅威になる」の3点は、いずれも論理的とはいえないと指摘する。

「中国は素直に判決を受け入れるか、それともさらなる強硬姿勢に出るか」。中国のメンツが傷つくことを考えると、受け入れる可能性は低く、「中国が国際法に違反したのは、他国が一貫して中国を批判してこなかったからだ」との指摘もある。中国に圧力をかけ続ければ、代償を払わせられるとの意見もある。しかし、それで中国が引くとは思えない。逆に民族主義を刺激し、地域の協調を破壊し、南シナ海での衝突リスクを高めるだけだ、と記事は主張する。

記事は、中国は国際海洋法条約を無視しているとする一方、「それは米国の手法にならっているだけ」とも指摘。米国のイラク攻撃は世界秩序を破壊した最たる例で、その道においては中国を遥かに上回るほどやり過ぎてきたのだ、としている。(翻訳・編集/大宮)