人にはなかなか聞きにくいデリケートゾーンの悩み、あなたはどうしていますか? 

薬事法ドットコムマーケティング研究所が女性300人を対象に行なった調査によると、最も多い悩みは「かゆみ」で6割以上。次いで「ニオイ」で5割以上。実はたくさんのトラブルを抱えている人が多いことがわかったのです。

★デリケートゾーンケアで悩んでいることは?
1位 かゆみ  62.0%
2位 ニオイ  50.3%
3位 おりもの 41.3%
4位 ムレ   38.3%
5位 黒ずみ  25.7%
6位 かぶれ  20.0%

ちなみにデリケートゾーンのケアについては、専用ケア商品を使っている人は4人に1人程度。興味はあるという人が多いものの、実際に使用している人はすごく少ないことがわかりました。

★デリケートゾーンケア商品を使っている?
現在使用している         26.7%
過去に使用していた        30.0%
使用したことはないが興味はある  41.3%
使用したことも興味もない     2.0%

これから汗をかいてムレやすくなる時期ですが、どんなデリケートゾーンのケアをすればいいのでしょう。今回は産婦人科医である宋美玄先生に教えてもらいました。

放置しがちなデリケートゾーンのケア。実はトラブルの原因にも!

「オリモノや経血が分泌され、アカが溜まりがちなデリケートゾーン。こういった汚れをケアするだけで、ちょっとしたかゆみやかぶれなどは十分防げるんです」という宋先生。「デリケートゾーンはpH値が4.0〜4.5と弱酸性なので、できればアルカリ性のボディソープではなく、弱酸性で穏やかな洗浄力のものを選ぶ必要があると言います。

では詳しくケアのポイントを教えてもらいましょう!

デリケートゾーンは、清潔を保って、潤いをキープすること!!

<Point1> アカが溜まりやすいので、こまめなケアが必要!!
尿やオリモノ、皮脂などの分泌物が混じりあうデリケートゾーン。形状が複雑なので垢も溜まりやすく、ニオイが発生しやすい場所でもあります。またショーツやストッキングで密閉されていると、中はムレて不潔に! そこで小まめにに清潔にすることで、ニオイやかゆみなどを防ぐことができます。

<Point2> きちんとpHが調整されたものでケアを!
ボディソープや顔用のソープは、アルカリ性〜中性のものがほとんど。一方でデリケートゾーンの粘膜は弱酸性。つまり洗いすぎになってしまい、善玉である常在菌まで奪いがちなのです。そこでおすすめなのは必要な潤いを残したまま清潔を保つデリケートゾーン用洗浄剤。できれば専用のものを使うといいでしょう。

ケアする際は洗浄剤のPHに注意!

<Point3> 肌が乾くように、デリケートゾーンも乾く!
肌の乾燥&保湿は気にしている人が多いようですが、デリケートゾーンの乾燥対策もお忘れなく! 乾燥が原因でかゆみが生じることも多いようです。清潔を保ち、保湿効果もあるケアグッズが売られているので、チェックしてみるといいでしょう。

デリケートゾーンのケアを放置していると重大な病気を見逃すリスクがあるのだとか。清潔に保つこと、そしてきちんと関心を持つことが大切なようですよ!

情報提供元:株式会社たかくら新産業