[OH!バンデス - ミヤギテレビ] 2016年7月8日放送の「なんでやねん!?宮城解体新書」のコーナーで、仙台の七夕の由来について紹介していました。

絢爛豪華な飾りが街中を彩ることで有名な仙台七夕まつりは、他県からも多くの人が訪れる夏の風物詩です。暦の上での七夕は7月7日ですが、1か月遅れて毎年8月6日から行われています。


2010年の仙台七夕まつり(Nikmさん撮影、Wikimedia Commonsより)

しかし、なぜその日から開催されるのか、実は仙台市民のほとんどが明確な理由を知りません。

「旧暦に合わせているのでは」という意見もありますが、例えば2016年の場合、7月7日の旧暦は8月9日になります。また、その年によって20日から50日もズレてしまいます。従って、仙台七夕は旧暦で行われているわけではないのです。では、どうして――。

新暦と旧暦のあいだの「中遅れ」

ではなぜ、仙台七夕は8月6日からと決まっているのでしょうか。仙台の歴史に詳しい、フリーペーパー「風の時」編集部・佐藤正実さんに真相を聞くと「元々、仙台七夕は江戸時代から旧暦で行われていた」のだといいます。

やがて明治新政府が樹立し全国的に"新暦"が使われるようになりましたが、仙台の七夕は「お盆と、稲刈りでの豊作」の両方を祈るという意味を持っていたので、新暦ではタイミングが合いません。

そこで仙台七夕は、新暦と旧暦の間の「中歴(月遅れ)」における8月7日を採用しました。そして昭和3年(1928年)からは毎年、8月6・7・8日の3日間で開催されるようになったのです。

伊達政宗公が広めた仙台七夕は、飾りを作るための縫う・描くという作業が子供達への家庭内での教育につながるとして伝えられてきたのだそう。歴史とともに、家庭から商店街、そしてイベントとして発展を遂げてきたのです。彩り豊かな七夕飾りは、日本の良き文化の象徴として目を楽しませてくれそうですね。(ライター:M.)