日本政府や国内の観光業界は、外国人観光客の誘致に力を入れている。東南アジア諸国の観光客向けにビザ条件を緩和し、様々なテーマの観光プロジェクトの開発を進め、「民泊」の規制緩和に向けた検討を行っているのは、その表れだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本政府や国内の観光業界は、外国人観光客の誘致に力を入れている。東南アジア諸国の観光客向けにビザ条件を緩和し、様々なテーマの観光プロジェクトの開発を進め、「民泊」の規制緩和に向けた検討を行っているのは、その表れだ。

 中国メディア・深セン新聞網は15日、「中国人には耐えられない、日本人のクレイジーな習性」と題した記事を掲載した。記事は「日本は美しく、人を虜にする国である」と紹介する一方、日本の伝統文化に対する理解が少ない人は多いとして、日本の特徴的な風習や現象について挙げた。

 記事が示したのは、「生の馬肉を食べる」、「毎年1500回ほどの地震がある」、「街の至る所に自動販売機がある」、「麺を食べるときに音を立てる」、「野球が非常に人気である」、「自殺率が高い」、「入浴で、家族が同じお湯に浸かる」、「多くの通りに名前がない」、「養子の制度がある」、そして「性に対してオープンである」の10点だ。

 その中で興味深いのは「多くの通りに名前がない」という点。「日本は特殊なシステムを採用しており、通りに名前がない代わりに街区に相応する番号が付けられている」と解説。日本人は自分の家の所在地を説明する際に、「○○通り」ではなく街区の番号で説明するのであるとした。

 確かに、中国では舗装されていないような小さな路地にまで通りの名前がついている。住所は通りの名前に基づくのだ。一方、日本には行政的な名称はついているものの、ほとんど日常生活では利用されていない。大きな国道や県道が「○号線」と呼ばれたり、「○○街道」という通称で親しまれているくらいである。住所に利用されいるのは、それぞれの地区に付けられた町名である。ゆえに、日本人が中国で建物の場所を探すとき、逆に中国人が日本である住所にたどり着こうとするときに、往々にして違和感を覚え、苦戦するのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)