▽明治安田生命J2リーグ第23節の愛媛FCvs清水エスパルスが、16日にニンジニアスタジアムで行われ、2-2の引き分けに終わった。

▽2戦負けなし(1勝1分け)で11位の愛媛と、8戦負けなし(5勝3分け)で昇格プレーオフ圏内の6位に付ける清水が対峙した一戦。

▽前節、カマタマーレ讃岐との“四国ダービー”をドローで終えた愛媛は、この清水戦に向けて先発3人を変更。清水からレンタル移籍している2戦連発中の瀬沼を契約上の問題で起用できないチームは、前線に阪野と安田、近藤の3選手を起用。一方、ロアッソ熊本に4-0で大勝した清水は、メンバー変更を行わず、この一戦に臨んだ。

▽地力に勝る清水が押し込む入りとなった試合だったが、ホームの愛媛が早い時間にスコアを動かす。10分、右サイドで近藤の落としを受けた三原がワンタッチでクロスを入れると、うまくゴール前のスペースに飛び込んだ小島が頭で合わせた。

▽早々に失点を喫した清水は前がかりになって攻めるが、後方に重心を置いた愛媛を相手に攻め切れない。21分には阪野のスルーパスに抜け出した近藤に一対一の決定機を許すが、ここはGK杉山のビッグセーブで凌いだ。

▽すると、この絶体絶命のピンチを凌いだ清水は、24分にボックス左に走りこんだ白崎がクロスを入れる。GK児玉が弾いたボールが味方の藤田に当たってゴールに吸い込まれ、幸運な形から同点に追いついた。その後、一進一退の攻防を見せた試合は1-1のイーブンで後半へと折り返した。

▽迎えた後半は鄭大世を起点に清水が押し込む展開が続く。その中で64分に金子を下げて北川を投入した清水は、頼れるエースのゴールで逆転に成功する。66分、右サイドからのクロスを白崎とGK児玉が競ったこぼれ球を、鄭大世がボックス中央で胸トラップ。そこから、右足の強烈なシュートを突き刺した。

▽鄭大世に3試合連続ゴールを許して逆転された愛媛は流れを変えるため、前十字じん帯断裂で8カ月の離脱を強いられたキャプテンの西田と河原を72分に同時投入。西田の帰還に沸くニンスタの空気を後押しに猛攻を見せる愛媛は、試合終了間際に劇的同点弾を奪う。

▽93分、GK児玉も攻撃参加したセットプレーからゴール前に生まれた混戦で林堂が身体ごとボールを押し込んで土壇場で追いついた。この直後に試合はタイムアップを迎え、白熱の一戦は痛み分けのドローに終わった。この結果、両チームは2試合連続ドローとなった。