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 少し明るい空、樹木の上に巨大なUFOが浮かんでいる。円盤状で、縁に電球が並んで付いており、底部には大きなライトのような物があり発光しているらしい事が、白黒の写真からも見て取れる。

 この写真は1966年にオーストラリアで起きたウェストール事件のものとされている写真だ。

 1966年4月6日の午前11時頃、オーストラリアのメルボルンにあるウェストールにて、3機のUFOが飛来し、牧草地に着陸するという事件が起きた。この着陸地点のそばにはハイスクールと小学校があり、日中だったこともあって、多くの生徒や教職員に目撃される事となった。その数は総勢200人、UFO目撃証言の中でもかなり多くの人々が一斉に目撃した事例の一つとなっている。

 目撃者の証言によれば、その3機の円盤は金属製で、音もなく降下して地表近くをホバリングしていたという。物体の底にはライトが点いていて、牧草の生えている地面を照らしていたという証言が残っている。その後暫くしてUFOは再び浮上し、どこかへ飛び去ってしまったという。

 この事件は地元で大きく報道されたが、警察や軍を名乗る人物が目撃者らの元に現れ、撮影機材やフィルムを没収したりしてしまったため、オリジナルのデータは存在していないと言われている。

 では、今回の写真はこの事件の際に目撃されたUFOを捉えた、貴重な一枚なのだろうか?

 残念ながら、当時の目撃者によるスケッチを見てみると、円盤状とはいえ平べったい三角形ないしは帽子型に近い形状をしており、ライトの数も違うなど写真のUFOとあまり似ていない事が解る。また、3機現れたはずのUFOが1機しか写っていない、よく背景を見てみると街灯が点いているなど、夜景になっている事がわかる等の点から、別のUFO写真が紛れ込んだものと見られている。

 現代になって、この事件はテレビ局によって検証が行われることになった。その検証によると、当時の記憶を残している人が多いが噂として誇張が起きている部分も否定できない、未だ不明な点も多い玉虫色の結果となっている。このUFO事件は目撃者の多くが存命であることもあって、今後も調査は継続される見通しだ。

文:和田大輔 取材:山口敏太郎事務所