15日、中国の女優ヴィッキー・チャオの監督2作目となる映画「沒有別的愛」から、台湾の俳優レオン・ダイが降板することになった。同日、レオン・ダイが長文を発表し、「台湾独立支持派ではない」と改めて否定している。写真はレオン・ダイ。

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2016年7月15日、中国の女優ヴィッキー・チャオ(趙薇)の監督2作目となる映画「沒有別的愛」から、台湾の俳優レオン・ダイ(戴立忍)が降板することになった。同日、レオン・ダイが長文を発表し、「台湾独立支持派ではない」と改めて否定している。聯合報が伝えた。

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すでにクランクアップしている中国映画「沒有別的愛」だが、主演俳優のレオン・ダイについて先月末、14年春に起こった学生の立法院占拠運動「ひまわり学運」を支持していたと中国のネット上で話題になり、映画のボイコットを叫ぶ声が上がった。これについてレオン・ダイ自身が否定し、ヴィッキー・チャオ監督も二度にわたって彼を守るべく発言を行ったが、騒ぎは収束せず。15日、とうとうレオン・ダイの降板が発表された。

レオン・ダイは同日、自らの考えを語る長文を発表。この中で、「台湾独立支持派」と言われることを改めて否定した。なお、台湾で社会運動に参加したことは、あくまで社会の底辺で苦しむ人々のためであり、政治や政党とは無関係だとしている。さらに、「沒有別的愛」に起用されたことへ感謝を示し、今回の降板決定については「制作側の決断を支持する」と記している。

これまでレオン・ダイを擁護してきたヴィッキー・チャオ監督だが、「最大の善意をもって今回の出来事、あるいは人に対応してきた。しかし最も重要な是非を問うという場面で、あいまいな態度を取ることはできない」と、中国版ツイッター上で降板について説明している。

ヴィッキー・チャオ監督自身も、「シンガポール国籍を取得した」とネット上でうわさされ、ボイコットの声が上がる要因の一つになった。これに対する否定の言葉かどうかは不明だが、中国版ツイッターでは、「自分が中国人だという身分を忘れておらず、国と民族の利益を何よりも先に考えている」と記している。(翻訳・編集/Mathilda)