香川ではメジャーな「なすびそうめん」

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 蒸し暑い今の時期、食べたくなるのが「そうめん」。シンプルに薬味だけで食べるのもさっぱりして美味しいですが、それが続くと飽きてしまいます。今ではスーパーでかけるソースが売られるなど、そうめんを楽しむアレンジ方法がいろいろ出てきています。『そうめん The SOMEN recipe book』(満留邦子/成美堂出版)は、「冷やし」「温」「炒める」まで、そうめんを使ったアレンジレシピがたくさん紹介されていて、まさに究極のそうめんレシピ本です。これさえあれば、一年中楽しめることができます。また、ご当地そうめんも紹介されていて、そうめんの奥深さも感じられる、そうめん好きにはたまらない1冊です。今回はここから「ご当地」「温」「炒める」という3品を実際に作ってみました。

1.香川ではメジャーな「なすびそうめん」(P.30)

 ごま油を熱した鍋になすを入れて炒め、さらにだし汁、うす口しょうゆ、みりん、砂糖、赤唐辛子、湯通しした油揚げを加えて、落としぶたをして8分ほど煮ます。ここに茹でたそうめんを加えて1分ほど煮れば完成です。

 こちらは、お中元に小豆島そうめんが使われるほど、そうめんの消費が多い香川県のご当地そうめんレシピです。香川と言うと、うどんのイメージですが、そうめんの消費量も多いんだとか。だし汁の味がしっかりしみ込み、くたくたになったなす、油揚げと一緒にそうめんを食べると、ほっと気が抜けてしまいそうになるくらい優しい味で、かなり癒されました。夏野菜の代表であるなすと夏の風物詩であるそうめんとの夢のコラボレシピです。

2、辛みがある肉そぼろがヤミツキに!「台湾風肉そぼろそうめん」(P.93)

 サラダ油を熱したフライパンに、みじん切りしたにんにく、赤唐辛子を入れて火にかけ、そこに豚ひき肉を加えて炒めたら、オイスターソース、しょうゆで味つけをします。茹でたそうめんを器に盛り、その上に、湯通ししたもやし、にらをのせ、鶏がらスープの素を溶かしたお湯を注ぎます。そして、最後に先ほどの肉そぼろをのせれば完成です。

 こちらは台南の名物「担仔麺(ターアーミー)」をそうめんを使って作った、温かい麺レシピです。さっぱりしたスープや野菜と一緒に、ピリリと辛い肉そぼろをそうめんと絡めて食べると、肉そぼろが良いアクセントになって、全体の味を引き締めてくれます。これはヤミツキになる味。肉、野菜がたっぷり摂れるので、夏バテで疲れ気味の時でも美味しく食べられる一皿です。

3、さっぱり&ヘルシーな「ソース焼きそうめん」(P.101)

 サラダ油を熱したフライパンに豚肉を入れて炒め、そこににんじん、玉ねぎ、キャベツを加えてさらに炒めます。さらに茹でたそうめん、ウスターソース、めんつゆを加えて味付けをし、塩こしょうで味を整えます。最後に青のり、紅しょうがを添えれば完成です。

 こちらは焼きそばをそうめんで作った炒めレシピです。いつもの焼きそばだと、どちらかというと油っぽく、ソースこってりで、ギトギトした感じが美味しかったりしますが、そうめんにすることで炒めても油っぽさはなく、また比較的あっさりしたソースなのでさっぱり食べられました。しっかりした味でもヘルシーに食べられるのがそうめんの良いところですよね。

★そうめんは夏だけのものから、一年中楽しめる食材へ

 今までは「夏だからそうめんを食べようか」という感覚で食べていたと思いますが、本書で紹介されているように、これだけいろいろ楽しめるアレンジ方法を知ってしまうと、夏だけなんてもったいない!という気持ちになってきます。冷たいものから温かいものまで、そうめんを一年中楽しんでみませんか?

文=JUNKO