「似合う服が見つからない…」胸が大きい女性向けブランド、立ち上げのきっかけは社長の悩み

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女性同士の会話で「胸が大きくて服を着こなせない」という悩みを耳にしたことがある。

正直、縁がない筆者は「贅沢な悩みだな〜」と思っていたが、聞いてみると結構深刻なようだ。

ぴったりとした細身の服は胸が強調されてしまい、ダボッとした大きめの服は太って見えるため、自分に合ったものが見つからず苦労している様子。

そんな女性に知っていただきたいのが、胸が大きい女性用ファッションブランド『HEART CLOSET』だ。

日本人女性4人に1人がEカップ以上

胸が大きい女性と限定するとやや市場が狭くなると思っていたが、トリンプ調べによると、日本人女性のなんと4人に1人がEカップ以上なんだとか!

“胸が大きい女性向け”というコンセプトはある程度需要がありそうだ。

ボタンが弾け飛ばないシャツとジャケット

『HEART CLOSET』の第1弾として発表されたのが、シャツとジャケット。

胸が大きい女性にとって2つの服は、前ボタンが弾け飛んでしまう難関の服。

しかし、独自の立体裁断で胸にゆとりをもたせ、より美しく見えるように工夫されている。

胸のサイズで服を選ぶ

サイズはS、M、Lの展開で、アンダーバストとカップ数に応じて選択する。

Dカップ〜Hカップの女性向けに作られており、まるで下着を選ぶような感覚で洋服を選ぶことができる。

そんな細やかなものづくりができたのは、『HEART CLOSET』の代表でありHカップの黒澤美寿希さん自身が、服選びの悩みを抱えていたから。

そんな彼女に『HEART CLOSET』立ち上げのきっかけや、周囲の反響について伺った。

服が見つからない、それならば自分で作ろう

--どのような思いで『HEART CLOSET』を立ち上げましたか?

とにかく胸のサイズに服があわない経験を多々しました。

物が溢れている世の中なのに、どんなに探しても最適な服がみつからず、それならば自分で作ろうと思い、ブランドを立ち上げることにしました。

「まってました!」とか「なぜ今までなかったの?」という声を多くいただき、本当にうれしいです。

--発案から商品化までの期間を教えてください。

構想は2年ほど前、私が20代後半になり年齢的に露出の多い格好がしづらくなった頃からです。

2015年12月2日に創業して、本格的な開発着手から約半年でクラウドファンディングをスタートできました。

※クラウドファンディングENjiNEで6月30日から資金を集めている。

--すでに目標の約8倍(執筆時)の資金が集まっていますね!

想像以上の反響で、とにかく驚いています。

ある程度の需要があるとは思っていましたが、2時間で目標を達成してしまい、最初の1週間はお問い合わせ対応が追いつかない状態でした。

--海外でも話題になっていますが理由はなんでしょうか。

正直なところは分かりませんが、海外にも日本と同じように、胸が大きくて清潔感のあるシャツやジャケットを諦めていた方がいらっしゃったのだと思います。

デンマークや台湾など、意外な国々からも問い合わせを頂いています。

--洋服のデザインを考える上で、気をつけたことはなんですか?

機能性とデザイン性の両立を目指しました。

サイズや機能が備わっていても、デザインが良くない服は自分なら選びたくないと考え、高いデザイン性を追求することにこだわりました。

--今後シャツとジャケット以外の服も展開しますか?

はい、展開します。個人的にはかぶるだけでコーディネートが決まるワンピースをつくりたいです。

--『HEART CLOSET』の服はどこで購入できますか?

現在はENjiNEのみで先行発売しています。今後は通販や店舗でもお買い求めいただける準備を進めています。

--イメージモデルに今野杏南さんを選んだ決め手はなんでしょうか。

清潔感があって可愛いらしく、細身なのに胸は大きく、ブランドのイメージにピッタリだったからです。

こんな風に服を着こなせたらと、お客様が思ってくれるモデルさんだと感じました。

また、今野さんご本人も胸のサイズで服に困った経験があり、起用させて頂いてよかったと思っています。

--ありがとうございました。

なるほど、胸が大きいことって良いことばかりではなかったのか。

完全に勝ち組だと思っていたが、少しホッとしたのは何故だろうか。

胸のサイズで服に困っている女性は、『HEART CLOSET』という名前を覚えておけばファッションを思いきり楽しむことができそうだ。