12日、韓国・KBSによると、苦しい境遇にある患者に手を差し伸べる、韓国の「あしながおじさん」が話題を呼んでいる。資料写真。

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2016年7月12日、韓国・KBSによると、苦しい境遇にある患者に手を差し伸べる韓国の「あしながおじさん」が話題を呼んでいる。

大学生のイさんは2年前に足を骨折し、手術を受けなければならない状況になってしまった。しかし、児童養護施設に住んでいるイさんにとって手術費の150万ウォン(約14万円)は途方もない金額。諦めかけていたところ、匿名の支援者が現われて治療費を負担してくれたという。

この匿名の支援者は、「困っている患者を助けたい」と2008年に初めて連絡があって以降、Eメールアドレスのみを残して顔や名前を一切知らせないことから、病院関係者の間で「あしながおじさん」と呼ばれている。以降、苦しい境遇にある患者が現われる度に病院がメールでSOSを発信。その度にあしながおじさんは治療費を出してくれているそうだ。これまでに彼が助けた患者は子どもからお年寄りまで8年間で23人に達している。「あしながおじさん」に救われた患者たちは、感謝の気持ちを込めたメールを送ったという。

最近も、患者たちへの後援金として1億ウォン(約9313万円)を寄付したあしながおじさんは、寄付の理由について、「支援を受けた人が元気になって、周りの人たちに(愛や関心やお金などを)分け与えてほしい」と答えている。

これを受け、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「天界にしかいないと思ってた天使が地上にもいた」
「こういった方のおかげで、この世界はまだまだ捨てたもんじゃないと思える」
「国がすべきことを代わりにしてくれるあしながおじさんは、福祉の天使だ」

「後悔のない人生を楽しんでいるんだね。お手本にしたい」
「彼の善い行いはわれわれに、動物にはない『人間らしさ』を教えてくれている」

「あしながおじさんの言葉の通り、『分かち合い』がつながっていってほしい」
「支援を受けた人たちによってその輪が広がり、この世界がもっと温かくなりますように」(翻訳・編集/松村)