あせもになった時の対処法&予防策

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夏もいよいよ本番、汗をかく季節になった。汗といえば皆さん、あせもになったことはないだろうか。汗をかいたのに、何もせずに放置してしまうと、ポツポツと赤い斑点が大量にできてギョッとしてしまう。「教えて!goo」にも「あせもと痒み」と、あせもが首筋にできて悩んでいる相談者さんの声が寄せられていたが、皆さんはあせもになったらどんな対策を行っているだろうか? 汗をかくこの季節、切っても切れないあせもとの関係。適切な治療を行うために、いま一度、あせもになった時の対処法、そして予防策を紹介しよう。

■あせもができる原因とできやすい場所

そもそもなぜあせもはできるのだろう? その原因をハッキリと説明できる人は少ないのではないか。

筆者の場合、額や首筋、胸や背中といった場所に汗をかきやすいのだが、汗をかきやすい場所とあせもになりやすい場所は関係があるのだろうか? しのぶ皮膚科院長の蘇原しのぶ先生にその疑問を投げかけてみた。

「あせもができやすい場所は当然ありますよ。あせもというものは、汗が出る腺が詰まることにより、汗が、汗の腺を飛び越え、皮膚に漏れ出すことにより起こる皮膚炎です。ですから、汗が多く出たり、汗が溜まりやすい場所が、あせもができやすい場所になります。顔、首、肘の内側、背中、脚の付け根、膝の裏側などですね」(しのぶ先生)

なるほど。汗を多くかく場所、汗が溜まりやすい場所は、あせもになりやすいことが分かった。あせもになりやすい場所を把握することで対策も施しやすそうだ。

■汗をかいた後の行動が大切

「問題は、汗をかいたあとのスキンケアです。汗をかいたまま放置すると、皮膚の表面にアカや汚れが溜まり、汗の出口である汗孔(かんこう)をふさいで汗管がつまりやすくなります。汗をかいた後は、シャワーで洗い流したり、清潔な濡れタオルでやさしく汗を拭き取ったりするようにしましょう」(しのぶ先生)

汗をかいても、つい放置してしまう人は多いのではないか。筆者も「いけない」とは思いながらも、つい手で拭う程度でそのままにしてしまうことがある。こうした行動はあせもの原因になってしまうため、注意が必要だ。

■あせもの対策と予防法

では、もしあせもができてしまったら一体どうすればいいのだろう? 症状がひどい場合、薬を塗ったり、病院で診てもらった方が良いとは思うのだが、日頃の生活のなかでできるあせもの予防策を、しのぶ先生に教えていただいた。

●汗が出たらすぐ拭く、できたらシャワーを浴びる
●汗を吸水しやすい下着を身につける
涼しい下着より、綿などの吸湿性が高いものが望ましい
●下着をこまめに取り替える
●赤ちゃんの場合、汗取りガーゼなどを背中に入れる
●ベビーカー、おんぶ紐などは、背中のあせもができやすいため、氷冷剤などをガーゼにくるんで入れる
●冷暖房の工夫をする

大人も子どもも汗をかく以上、この時期はあせもに悩まされることが多いと思う。適切な予防を心掛け、“脱・あせも”の夏にしたいものである。

●専門家プロフィール:蘇原 しのぶ(そはら しのぶ)先生
医師。東海大学医学部卒業後、北里大学皮膚科、獨協大学皮膚科を経て、白斑専門の新宿皮フ科副院長。2016年にしのぶ皮膚科開業。皮膚科・皮膚外科歴12年。執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。アトピー性皮膚炎治療を専門とし、アトピーチャンネルの総監修などもしている。

柚木深つばさ(Yukimi Tsubasa)