東京商工リサーチが15日発表した2015年「全国社長出身大学」調査によると、日本大学、慶應義塾大学、早稲田大学の順でOB社長が多いことが分かった。調査は、同リサーチの企業データベース約280万社の代表者データから出身大学を集計した。

 約113万人の卒業生を抱える日大が2万4,136人と、2位の慶大1万3,072人を大きく引き離した。ベストテンはすべて私立大学だった。国公立大学では、東京大学が4,075人で12位にランクし、21位に京都大学、25位に北海道大学が入るなど、上位100位以内に26校がランクインした。

 都道府県別にみると、20都県で日大出身社長がトップを占めた。日大が上位3校に入っていないのは、愛知県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、福岡県、熊本県、沖縄県の9府県だけだった。

 同リサーチでは、「日大出身社長が全国にわたり多いのは、全国各地に付属校・系列校があって、地方企業経営者の子息、子女がそこから大学へ進み、卒業後に事業を引き継ぐケースが多いことも大きい」としている。