早いもので気がつけば2016年も半分を超えましたね。本格的な夏はこれからですが、この調子だとあっという間に冬を迎えそうです。

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そんななか、横浜ゴムがSUV用スタッドレスタイヤの新製品『iceGUARD(アイスガード) SUV G075』を発表しました。

しかし、「あれ、ヨコハマのSUV用のスタッドレスタイヤといえば『GEOLANDAR(ジオランダー)』だよね?」と疑問を持つ読者が多いのではないでしょうか。


新たなブランドのSUV用スタッドレスタイヤとなった『iceGUARD SUV G075』が、なぜGEOLANDARからiceGUARDへブランドが変更となったかを横浜ゴム担当者に聞いてみました。

SUV用スタッドレスGEOLANDARが初めて登場したのが1998年。


その当時SUVといえばパジェロなど「クロカン四駆」が中心でした。

そこから約18年。ユーザーのニーズも変化していき、現在SUVの主流といえばヴェゼルやエクストレイル、またハスラーなど「都市型SUV」と呼ばれる中・小型車へと変わっています。
当然、スタッドレスタイヤに求められる性能などが変化するなか、SUV用スタッドレスタイヤもGEOLANDARで培った経験を活かし最新技術を搭載しながら、新たな時代のスタッドレスタイヤとなるべく認知度が高いiceGUARDブランドへ進化したというわけです。

ただ、『iceGUARD SUV G075』はブランドが変わっただけではありません。
SUVユーザーがスタッドレスタイヤに求める性能でニーズが高い「氷上性能」、「耐久性能」、「燃費性能」がとくに進化しています。

そんなユーザーの声でもとくに向上して欲しいと求められているのが氷上性能。『iceGUARD SUV G075』は従来品とくらべスーパー吸水ゴムや新トレッドパターンの採用で氷上性能が23%向上しました。

写真上が従来品、そして下が『iceGUARD SUV G075』ですがこの画像を見ると性能差は一目瞭然ですよね。

とくに最新コンパウンド“スーパー吸水ゴム”を採用したことが大きく貢献していますが、そのポイントは大きく3つあります。
「タイヤの表面の空洞で効率的に水膜を除去」
「氷表面の微細な隙間を埋めてタイヤを氷表面に密着、路面との接地性を向上」
「新マイクロ吸水バルーンのカラが氷を噛むことで、高いエッジ効果が生み出された」

また“スーパー吸水ゴム”だけでなく、氷上での制駆動制や操縦安定性向上を狙ったトレッドパターン。またトレッド中央部に配置されたジグザグ状のサブグルーブでエッジが増加したことも氷上性向上に貢献していることを忘れてはいけません。

また「耐久性能」、いわゆる高い氷上性能を持続させるためにも低温でも柔らかく経年変化しにくい“スーパー吸水ゴム”は寄与しています。

しかもトレッドゴムの低発熱化を実現したことでエネルギーロスや転がり抵抗を低減したことで、『iceGUARD SUV G075』は氷上性能を高めつつ同時に燃費の改善に貢献しました。

あと、スタッドレスタイヤで気になる静粛性についても、溝配置を適正化したことで騒音エネルギーを28%低減していることも忘れてはいけません。
先ほど話したように、「都市型SUV」が主流となっているいま、スタッドレスタイヤだからうるさくてもいいというのは、もう通用しないですよね。

SUVオーナーにとって気になる要素が山盛りの『iceGUARD SUV G075』。本格的に暑くなるのはこれからですが、冬に向けて注目したいスタッドレスタイヤです。

【テヅカ・ツヨシ/画像提供:横浜ゴム】

季節違いじゃない! 新SUV用スタッドレスタイヤ『iceGUARD SUV G075』登場! GEOLANDARブランドを廃止した理由が深い(http://clicccar.com/2016/07/15/386306/)