15日、韓国・忠清北道で養牛を営む夫婦が知的障害者の男性を20年近くにわたり奴隷のように働かせていた事件が発覚し、韓国に衝撃が走っている。資料写真。

写真拡大

2016年7月15日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国・忠清北道で養牛を営む夫婦が知的障害者の男性を20年近くにわたり奴隷のように働かせていた事件が発覚し、韓国に衝撃が走っている。

忠清北道・清州清原警察署は同日、知的障害者のA氏(48)に対し19年にわたり労働を強要し虐待したとして、畜産農家のキム(68)夫婦を参考人として取り調べていることを明らかにした。A氏は7平方メートルに満たない倉庫の一室をあてがわれ、早朝から夜遅くまで一銭の報酬も与えられないまま働かされていた。キム夫婦はA氏の仕事にミスを見つけると、食事を与えないなどの虐待を加えていたという。キム夫婦は警察の取り調べで「金は払わなかったが、強制的に働かせたり虐待を加えたりしたことはない」と容疑を否認している。

清州市では09年にも、知的障害のある70代の男性が奴隷のごとく働かされていた事件があった。この事件の加害者には1審では無罪、控訴審で懲役1年、執行猶予2年の判決が下されたが、刑が軽過ぎると国民から批判の声が上がっていた。

今回の事件発覚を受け、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

「田舎は全戸調査すべきだ。知的障害者の失踪事件は田舎に多い」
「社会福祉士は19年間も何をやってたんだ?これを見逃してたなんて、世も末だよ」
「この夫婦の子どももみんな名前と顔を公開するべき。子どもも見て見ぬふりをしてたはず」

「人間の仮面をかぶった悪魔だ。極刑を望む」
「朝鮮時代でもないのにひどい話だ。この夫婦が19年分の賃金を払うには、家も土地も売らないといけないね」
「村人は全員知っていたはず。恐ろしい村だ」

「よくあることだからと通報もされなかったんだろう。付近の畜産農家を調べた方がいい」
「これは氷山の一角。これを機に全国的に実態調査をしてくれ」
「きちんと罰しないから、こういう事件が全国あちこちで続く」
「こういうニュースを毎日知らされるのはもう勘弁」(翻訳・編集/吉金)