(写真提供=SPORTSKOREA)

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リオ五輪開幕まであと20日余り。2012年ロンドンオリンピックからもう4年が過ぎた。

振り返れば、前回のオリンピックで韓国は誤審、不正、問題行動と、災難続き。そこで、4年前のオリンピック事件を集めてみた。まずは誤審エピソードを見てみよう。

“歴代オリンピック5大誤審”にも登録、「残り1秒」事件

7月30日に行われた女子フェンシング・エペ種目個人・準決勝。その試合が、韓国のシン・アラムには一生忘れられない悪夢となった。

シンの相手はドイツのブリッタ・ハイデマン。接戦の末に延長戦に突入した二人は、5-5の同点の状況1秒を残していた。

そのまま同点をキープすれば、優先権を持つシン・アラムが自動的に決勝進出となる状況。しかし、電光掲示板の数字が0秒となり試合が終了したと思いきや、審判が手動で1秒を追加した。

勝利を確信しながらマスクを脱いでいたシン・アラムは、そのまま試合を継続。そこでハイデマン選手に隙を突かれ、点を許してしまった。ハイデマンのその最後の攻撃に使われた時間は、1秒を超える1.567秒だった。

ハイデマンが勝利の喜びに浸っている中、シン・アラムは泣きながらピストの上で座り込んでしまった。

その時間はなんと約2時間。「ピストから出てきたら、誤審に屈服することになるから」というのが、彼女の理由だった。

シン・アラムはのちに行われた3位決定戦でも中国の孫玉潔に敗れ、メダル獲得にも失敗。まさに彼女にとっては最悪のオリンピックだったわけだ。

ちなみに、韓国では当時の審判団への皮肉を込めて、「1秒はとてつもなく長い」と、様々な“1秒”パロディが流行。全国民的に憤慨したと言っても過言ではなかった。

誤審で何度も判定が覆された、男子柔道日韓戦

男子柔道の66kg級の準々決勝。韓国のチョ・ジュノと日本の海老沼匡の対決は、二転三転の連続だった。

まずはチョ・ジュノが反則技である腕挫腋固めを仕掛けるも、審判団はそれを見過ごしてしまう。これを審判団が見落とさねば、チョ・ジュノの反則負けは確実だった。

ゴールデンスコア(GS)方式の延長戦を迎えた両者の対決は、海老沼が小内刈を仕掛けそれが有効ポイントになるはずだった。ただ、審判団を監視する審判委員であるジュリーの指摘で無効に。両者の対決は延長でも決着かつかず判定にゆだねられる。

その判定で審判団は3-0の満場一致でチョ・ジュノの判定勝ちを宣言するが、ふたたびジュリーの指摘が入り、判定をやり直しに。延長戦で海老沼が仕掛けた小内刈が有効と見直され、結果、3-0で海老沼が判定勝ちとなった。

ただ、海老沼は準決勝で敗退し、チョ・ジュノは敗者復活戦で勝利。それぞれ銅メダルマッチに挑み、ともに銅メダルを手にしている。

結果よしとして遺恨が残るほどではなかったが、誤審の連続で勝敗の行方が左右されたことに日韓のネット住民たちの間で波紋が広がった。後味の悪い柔道日韓対決だった。

(文=S-KOREA編集部)