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シャボン玉石けんはこのほど、「香り付き洗濯洗剤に関する調査」の結果を発表した。同調査は4月22日〜28日、20〜50代の女性415人を対象にインターネットで実施したもの。

国民生活センターによると、ここ5年間で「洗濯用洗浄剤の匂い」に関する相談は大幅に増えているという。相談内容は、「香りの強い柔軟剤を使用したら湿疹が出た」「衣類用合成洗剤の匂いで息がつまり、のどが腫れた」といったもので、特に暑くなり、汗や汚れで洗濯物が増える春先から夏にかけて相談件数は増加傾向にあるとのこと。

香り付きの洗濯洗剤を使用しているか尋ねたところ、48%が「毎日使用している」、14%が「時々使用している」、12%が「毎日ではないが使用している」と回答した。「全く使用しない」は18%で、約8割が香り付きの洗濯洗剤を使用した経験があることがわかった。

人工的な香りを嗅いで、頭痛、めまい、吐き気などの体調不良を起こす「香害」が問題になっているのを聞いたことはあるか尋ねたところ、51%が「以前から知っている」と回答した。実際に人工的な香料のニオイで、頭痛、めまい、吐き気、関節痛などを起こしたことがあるか聞くと、32%が「ある」と答えている。

体調不良を起こしているにも関わらず、定期的に香り付き洗濯洗剤を使用している人は全体の22%を超えた。一方、定期的に香り付きの洗濯洗剤を使用していて、人工的な香料のニオイで体調不良になったことがあると回答した人に、香料から遠ざかった場合、その不調は軽減されたか聞くと、64%が「軽減した」と回答した。

化学物質過敏症支援センターの事務局長・広田しのぶさんによると、香料は化学的に合成もしくは抽出された化学物質であるという。洗濯洗剤などの香り付きの商品から揮発している香料を呼吸とともに吸い込むと、香料の成分が体内に蓄積し、頭痛やめまい、呼吸困難、湿疹、関節痛といった「香害」の症状が引き起こされる。

「現在、香害の症状のない人でも注意が必要です」と広田さん。香料に使われている化学物質を長期間にわたって少しずつ取り込み続けると、個人の許容量を超える場合もある。許容量をオーバーすると、体調不良を起こす危険もあるという。

(フォルサ)