11日、中国では若者の出稼ぎで老人や子どもだけが取り残された「空心村」があちこちに誕生している。写真は中国の出稼ぎ労働者。

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2016年7月11日、第一財経網によると、河南省で出稼ぎ労働者の家庭を調査したところ、不倫がまん延していることが判明した。

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中国製造業の武器である安価な労働力は出稼ぎ農民によって支えられてきた。しかしその弊害も少なくない。若者の出稼ぎで、老人や子どもだけが取り残された「空心村」があちこちに誕生している。老人だけが働く老人農業、両親と会うことなく生活する留守児童など多くの社会問題を引き起こしている。

多くの出稼ぎ農民を送り出している河南省で調査を行ったところ、その深刻な状況が明らかになった。出稼ぎ農民の26.2%は1年以上帰省しないと回答している。電話などで家族と連絡する頻度も1カ月に1回あるかないかとの回答が29.7%に達した。これでは村に残された子どもや妻との関係が次第に冷めていくのも無理はない。夫や妻とほとんど会えないことから不倫も横行。離婚率も上昇する兆しを見せている。専門家は出稼ぎ労働によって伝統的な家族形態が危機にひんしていると危機感を募らせている。(翻訳・編集/増田聡太郎)