じっとしていてものどの乾く季節です。健康なからだのために水分を摂ることはとても大切。人間のからだの水分含有量は赤ちゃんは70%以上、大人は約60%といわれていますが、加齢とともに減り始め、70代では50%くらいになってしまいます。年をとると皮膚がカサカサになったり、シワシワになったりするのは、からだの水分が減ってしまうから。アンチエイジングの意味からも水分補給はとても重要なのです。では、若々しい肌やからだを保つためには、実際に何を飲んだらいいのでしょうか。



水のパワー、あなどるなかれ!

おすすめはずばり「水」。常温、または冷やした水を1日に最低でも3.5リットル飲むようにしています。飲み始めて4ヶ月が経ちますが、まず感じたのは肌の調子がよくなったこと。乾燥しにくくなり、目元の小ジワが目立たなくなり、全体にふっくらみずみずしく感じました。そして飲み続けるうちに、体重が少しずつ減り始めたのです。



まず、お湯ではなく冷水を飲むことで、それを体温まで上げるためにエネルギーを使うので代謝がアップします。さらに排尿量が増えるので、体内の老廃物が排出されやすくなり、デトックス効果が高くなります。トイレの回数が増えるから、仕事中も座りっぱなしではなく、多少は運動量が増えたかもしれません。便秘の原因のひとつが水分不足ですから、便秘の解消にも効果的です。



また、食事前や食事中に水を飲むことで満腹感を得られ、食べ過ぎを防ぐことにもつながったようです。また、これは体重が減ったせいか、水をたくさん飲んだせいかはわかりませんが、中性脂肪値やコレステロール値も正常範囲に! 血液の流れがスムースになり、生活習慣病の予防も期待できそうです。



水を飲むことを義務化しない方法

水をたくさん飲むことをぜひ毎日の習慣にしたいもの。でも、3.5リットルと聞くと、「こんなに飲めるの?」と水を飲むことがストレスになってしまっては元も子もありません。上手に飲むための方法や気をつけたいことを紹介しておきます。



● 1日2.5リットル以上。上限は気にしなくてもよい
● 朝起きたときや食事前、食事中、食後などに、少しずつ飲むようにする
● ミネラルウオーターでも水道水でもOK。常温か冷水、寒い時期は温水でも、飲みやすい温度で
● カフェインは水分を排出してしまう作用があるので、コーヒー、紅茶、緑茶などは避ける
● 水をたくさん飲んでも太ったり、むくんだりの心配はありません。むくみは水分がきちんと排出されないことや塩分の過剰摂取、運動不足などが原因
● ジュースやスポーツドリンクには糖分が含まれ、意外と高カロリー。0カロリーと表示されていても糖質を含むものがあるので要注意
● アルコールはカフェイン同様、水分排出作用があります。アルコール自体よりも、おつまみなどを食べたくなるのでカロリー過多になってしまうのが心配
● アルコールやカフェインを飲んだときは、倍量の水を飲むようにするのがおすすめ



暑い時期に美味しい麦茶は体を冷やす作用があるで夏の飲み物としてはいいのですが、冷え症の人や寒い時期は避けたほうがベター。また、流行中のフルーツや野菜を入れた手づくりデトックスウォーターも暑い時期は衛生面に気をつけたいものです。水だけでは飽きてしまうという人は、自分で栽培したハーブでハーブティーをつくったり、無農薬栽培のハーブティーなどで変化をつけるといいようです。



たくさんの水を飲む美容法は、日本人には向かない、水毒の心配、消化吸収作用への影響などが心配されることもあります。体調をチェックしながら、自分に合った量や飲み方をくふうするようにしましょう。また、熱中症の予防にも、水分補給は重要です。日中の外出や炎天下のスポーツなどのときは、経口補水液で早めに水分補給をすることを心がけて。上手に水分補給して、元気にきれいに夏を乗り切りましょう。




この記事を書いた人 近内明子/エディター・ライター

女性誌を中心に美容、ファッション、人物インタビューなど、広いジャンルに渡って編集&タイアップページの企画、構成、執筆を担当。美容雑誌『美的』(小学館)創刊時から契約編集者として美容ページを中心に、取材・構成・執筆を担当すると同時に、フリーランスの編集として書籍、ムック本、広告関係のカタログなどの制作にも携わる。2013年よりフリーランスのエディター・ライターへ。メイクアップ、スキンケア、ヘアケア、ダイエットやエクササイズ等、ジャンルを問わず活躍中。