何かと食品に関する問題が話題となる中国には「日本豆腐」なる食べ物が存在する。日本人が「日本豆腐」と聞くと、木綿や絹ごしの豆腐を思い浮かべる人がほとんどではないだろうか。しかし、中国でおなじみになっている「日本豆腐」はいわゆる「卵豆腐」なのだ。そして、一部の中国人は卵豆腐こそが日本では「豆腐」なのだと思っているようである。(イメージ写真提供:123RF)

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 何かと食品に関する問題が話題となる中国には「日本豆腐」なる食べ物が存在する。日本人が「日本豆腐」と聞くと、木綿や絹ごしの豆腐を思い浮かべる人がほとんどではないだろうか。しかし、中国でおなじみになっている「日本豆腐」はいわゆる「卵豆腐」なのだ。そして、一部の中国人は卵豆腐こそが日本では「豆腐」なのだと思っているようである。

 中国メディア・今日頭条は13日「われわれが普段食べている日本豆腐、本当に日本人は食べているのか」とする記事を掲載した。記事は、「日本豆腐」というと「きっと黄色いつやっとした棒状の豆腐を思い浮かべるだろう」としたうえで、「日本の豆腐はみんなコレなのか」と問題提起した。

 そのうえで、日本の豆腐文化は江戸時代に大きく発展し、今では水分の含有量が比較的少なくしっかりとした木綿豆腐、圧縮する工程を省くことで水分が多くなり、まるで絹で濾したような滑らかさを持つ絹ごし豆腐が「二大巨頭」になったことを説明。この2種類こそが、日本人が最も多く食べている「豆腐」であると伝えた。

 そして「このように、日本人が普段食べる木綿豆腐と絹ごし豆腐は、われわれが食べる『日本豆腐』とは全く関係なかった」とし、「日本豆腐」すなわち卵豆腐は大豆とは何の縁もゆかりもない食べ物であることを説明。一方で、その名のとおり日本で発明されたものであり、1995年に中国に入って来て以降自ずと現地で「日本豆腐」という名称が用いられるようになったことを併せて解説している。

 日本人は卵豆腐以外にも、大豆とは全く関係ない「豆腐」を数多く発明している。胡麻豆腐、クルミ豆腐、ピーナッツ豆腐、枝豆豆腐……。枝豆は大豆になるではないか、と言われそうだが、葛粉などのデンプンで固めて作ることを考えればやはり正規の「豆腐」ではない。これらの存在を知った中国の人は、さらに驚くことだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)