<全英オープン 初日◇14日◇ロイヤルトゥルーン(7,190ヤード・パー71)>
 アジア以外での海外トーナメントはこれが初出場。舞台は最古のトーナメント「全英オープン」。今大会日本勢最年少の23歳・今平周吾が1イーグル・2バーディ・1ボギー“68”の好ラウンドを披露し、3アンダー12位タイと絶好のスタートを決めた。

 「1番ホールは少し緊張したけど、それで逆にいい緊張感で回ることができた」。スコットランドらしからぬ穏やかな天候の中で迎えたティオフ。「今日はロングを上手く攻められたのでラクにゴルフができた」と4番パー5で2オンに成功してバーディが先行した。続く5番はグリーン奥からのアプローチが寄らずボギーとしたものの、見せ場は前半のもう一つのパー5である6番。“3”の数字をスコアカードに書き付けた。
 「セカンドが250ヤード。フォローだったのでコロがると思って3番ユーティリティで打ったら思い通りにピンに寄って転がって、1メートルについていました」。ゴルフ発祥の地のギャラリーも沸く会心の一打は、今季国内ツアーを合わせても初めてのイーグル。「(全英で初イーグル)それはわかっていたので、うれしかったです」とリンクスでシャイな笑顔がこぼれたのは、バッバ・ワトソン、ローリー・マキロイらがいたリーダーボードに“Shugo IMAHIRA”の文字が乗ったのと同時だった。
 この「全英オープン」は1年越しの思いが実っての出場だった。2015年の全英オープン予選会を兼ねた「〜全英への道〜ミズノオープン」では3日目にトップタイに立ちながら上位4人に与えられる全英出場権を逃した。1年越しのリベンジは同じ舞台。今年のミズノオープンで終盤の驚異的な粘りで2位タイに食い込んで、メジャーの切符をつかんで見せた。
 だが、その大舞台でもスタイルを崩すことはない。クラブセッティングも“全英対策”に特別なことはせずありのまま。決戦の舞台にはキャディの児島航さんと2人で乗り込み、コースから車で2分ほどのところに借りた宿舎に泊まり、開幕前日は食事もカップラーメンで済ませて初日に備えた。淡々と感情を表に出さない語り口は、国内ツアーでひそかに人気を集めているとかいないとか。オフにウェア契約のアンパスィが行ったトークショーとレッスンイベントが盛況のうちに終わったのも本当の話だ。
 「明日は天気が乱れると聞いたので、なかなかスコアが伸びないと思うけど、耐えながらゴルフができればいい」。ポーカーフェイスの新星は最後までマイペースにリンクスを歩いていく。
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