知らないとソン!? 給与明細の「社会保険料」にまつわる悔しい落とし穴

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毎月の給与明細を見て「もっと手取り額が多ければなぁ……」と、ため息をついているひともいるのではないでしょうか。

そして、勤務先からの明細には社会保険料が引かれていますけれど、その仕組みを詳しく知っているひとって意外と少ないのでは!?

でも、よく目にするワードなのに「社会保険料ってどうやって決まっているのかよくわからない!」というかたもいますよね。

じつは、社会保険料の額は昨年の丸々1年分の年収を基準としているんではないのです。ご存じでしたか?

そこで今回は、『syufeel(シュフィール)』が実施した分析結果と発表をもとに意外と知られていない“社会保険料”が決まる仕組みと、知らないとソンしちゃう落とし穴をご紹介していきましょう。

■社会保険料の割合はここ6年で上がっている傾向にある

同サイトが社会保険料と標準月額についてまとめた分析によると、社会保険料の割合は平成17年では16.4%だったのに対し、平成26年では19.3%まで上がっているとのこと。

一方で平均年収は平成17年で437万円、平成26年で415万円と減少傾向にあるのに、社会保険料の割合は増加していて負担が大きくなっている傾向が浮き彫りになっているんです。

「なんだか手取りが少ない……。社会保険料が重い……」と感じているのは、こんな背景が関係しているのかもしれません。

では、社会保険料の額はいったいどうやって定められているのでしょうか!?

■標準月額の決まり方は通年の給与ではない!?

じつは、金額の決まり方は標準月額が要で、保険料は支払者の給与額によって左右されるものなんです。

基準となる給与額は、標準月額によって判断されていて月額の基準の数字としたものを“標準月額”といっています。

具体的な“標準月額”は、4月〜6月の給与を基準としているのだそう!なので、4月から6月の給与(残業を含む)が増えると、保険料の金額も増える可能性があるんですって。逆に、その期間の給与がすくなければ保険料は少なくなる可能性が高まるのだとか!

保険料の支払を減らしたいという場合には、4〜6月の残業などを控える必要があると同社では指摘しています。

今年はもう7月なので来年から使えそうな裏ワザですけれど、意外と知られていない豆知識ですよね。

■標準月額が反映されるのは、意外なことに10月

また、決定した標準月額が保険料に反映されるのは10月。

なので、一年のうち残業がある期間が決まっていて通年で残業をしていないケースでは、残業がなくなったタイミングで保険料があがってしまうこともあるのがリアルなよう。

さらに、標準月額は毎年の4〜6月を基準に“改定”するので年間で1回が基本ではあるものの、昇給などによって標準月額の階級に2段階以上の変化があった場合は、年度途中でも改定されることになっているそうです。

そう! 社会保険料の仕組みは、自治体の税額の決め方とは異なる部分が多いのです。

こんな仕組みを正しく知っておくと、自分でコントロールできる部分もあるのではないでしょうか。

以上、意外と知られていない“社会保険料”が決まる仕組みと、知らないとソンしちゃう落とし穴をご紹介しましたが、いかがですか?

ルールに基づいて運営されている仕組みは、ルールを知っているのと知らないとでは大きな差が生じてしまうことも。

あなたは、ご自身の社会保険料についてどんな認識を持っていましたか?